【キタコレ!戯れ言番外編】コレコネー!戯れ言 |
もう4月であるよ。早いよ一年は。 てなわけで、4月最初の衝撃はこれでありました。
今夏、Epicより3rdアルバムのリリースを予定しているオーディオスレイヴ2度目の来日決定!
<UDO MUSIC FESTIVAL 2006> 7/22(土)、23(日)7:00開場 11:00開演 21:00終演(予定) 富士スピードウェイ / 大阪・泉大津フェニックス(同時開催) http://www.udo.co.jp/festival/index.html
私の永遠の(一方的な思い込み歴13年の)恋人、クリス・コーネル様が待ちに待った来日であるのに なんでウドーフェスなんだよ! 一番行かないイベントに出ないでくれよ〜たのむよ〜 他のウドーフェスの面子
KISS/ Santana/ Jeff Beck/ Soft/ The Click Five The Doobie Brothers/Godsmack Audioslave/Endeverafter/Nuno Bettencourt/Porcupine Tree
オーディオスレイブが浮いている気がするのは私だけか!
しかし、サマソニが10代〜20代前半向け、フジロックが20代後半〜30代向けであるのに対して ウドーフェスは40代50代を狙ってるんだなあ。あとロックフェスを作るとしたらオーバー60の世代のロックフェスをやると受けるかもしれませんな。プレスリーとかベン・E・キングとかドリフターズとかベンチャーズとかビーチボーイズとかサム・クックとかオーティス・レディングとかウィルソン・ピケットとか。まあ死んでいる人も多いですが。一応うちの父親の趣味を参考にしてみました。最近はデアゴスティーニの「ゴールデンポップス」シリーズを真剣に集めているみたいだ。祝・定年退職。
ちなみに先日、コマ劇の前を歩いていたら「松平健コマ劇公演 弁慶 唄う絵草紙」「夏川りみカーニバル」らに混じって、とても素晴らしい公演の告知が貼られておったのでした。 「え!夏川りみってコマ劇で座長をやる方向に向かっていたのか!」という驚きにも触れたいところだが。
2006年新宿コマ劇場6月公演
新宿ルネッサンス FOLK and ROCK FES! 開催日時 2006年 6月 16日 (金) 他 6/16(金)出演 伊勢正三withセンチメンタル、シティ・ロマンス、井上堯之、泉谷しげる、大野真澄(元ガロ)、尾崎亜美&小原礼、唄人羽
6/17(土)出演 五つの赤い風船、イルカ、早川義夫(元ジャックス)、斉藤哲夫、なぎら健壱、ビリケン
6/18(日)出演 杉田二郎、りりィ&バイバイセッションバンド、加川良、遠藤賢司、大貫妙子withAJI、平川地一丁目
こ、これは・・・行かないわけにはいかないな。 しかも何故か、エンケンや早川義夫が出ている日ではなく、6/16のが見たい・・・ざわ..ざわ...(←なんとなくつけてみた) 3日通し券もあるそうで。うあーどうしようかなどの日行こうかな。 ちなみに、話は戻るが「夏川りみカーニバル」には古謝美佐子なんかも出演しているらしい。それはそれで見てみたいが。
さて、先日は久々にCDまとめGUY、否、買いをしたのでありますよ。 っても大した量ではないのですがね。
デペッシュモードの新譜からの先行シングル ホリデーウィズマギーの新譜 the Most Serene Republicの新譜(ブロークンソーシャルシーンとこのバンド) ANNA OXYGENの新譜(キルロックスターズの女エレポップ) ニコル・ウィリス&ソウル・インヴェスティゲイターズの新譜 プリンスの新譜 ドナルド・フェイゲンの新譜 アレサ・フランクリンの旧譜
まあ、このへんは須らくよかったです。まだ聴いてないのもあるけど。 俺がドナルド・フェイゲン買ったっていいじゃないか。(沖縄行きの便で聴いたらメタクソによかったので) で、調子に乗ってとあるDVDも購入したのでした。
そのDVDの名は 「マザーシップ・コネクション:ラスト・エンジェル・オブ・ヒストリー 」
先日、東京のとある映画館で「漆黒の音楽」というレイトショー特集上映が組まれておったのです。 作品は週変わりなんだけど、私がこの特集に気がついた時にはすでに「マザーシップコネクション」は上映終了していたのでした。 内容だけ読んだら、もうこれに行きたくてたまらなかったのだ。 以下、公式サイトより転載
黒人音楽はどのように進化してきたのか 本作はPファンクの総帥ジョージ・クリントンから、テクノのパイオニア、ホアン・アトキンスやデリック・メイ、さらに黒人初の宇宙飛行士であるバーナード・R・ハリスなどがインタビューに答え、黒人音楽文化の最重要キーワードである、“ブラック・サイエンスフィクション”と“アフロ・フューチャリズム”を理解する上で最も有効な作品である。19世紀にアフリカから連れて来られ、歴史的に虐げられてきた彼らの音楽が、今や世界中にインパクトを与え続けている真の意味を理解することができるだろう。1995年にイギリスで制作され、長い間、日の目を見ないまま眠り続けていた作品が10年の時代を越えついにスクリーンで蘇る。
前も書いたけれど、私が高校の頃、「ダンシング・イン・ザ・ストリート」というロック/ポップスの歴史を順々に紐解いてきた番組がやっておりまして、私はその番組が大好きだったのです。どの回も興味深く見ていたんだが、特におもしろかったのが8回目のパンクの回と9回目のファンクの回。あ、最終回のヒップホップ〜ハウス〜テクノの回もおもしろかったんだった。 いわばこの「マザーシップコネクション」は「ダンシング〜」のブラックミュージック版。あー見たい見たい。でも残念ながらもう上映はされていない。さーどうするか、と思っていたところにスマートにDVDが発売していたら、そりゃ買ってしまうであろうよ。
先に結論を書きますが、 「マザーシップコネクション」、買う価値ナシ!
悪いことは言わない。 どうせ買うならば ・パーラメントのほうの「マザーシップコネクション」 ・サン・ラーの「ジョイフル・ノイズ」 ・定本「リー"スクラッチ”ペリー」 を買ってくれ!ホントに。そっちのほうが500倍くらい価値あるわ。 これは史上最強の肩すかしですよ。なんか「地上最強のカタスカシ」って表記したくなっちゃうくらいの。 いや、別に「最強の」って言葉はいらないか。とにかく肩透かし。 いや、デリック・メイもジョージ・クリントンもホワン・アトキンスもゴールディーもバーナード・ハリス博士も沢山語ってるんですよ。黒人が宇宙を目指す背景や、心情や、ルーツなんかも余すことなく語られているのですよ。 バーナード・ハリス博士のインタビューとゴールディーの「今が未来だ」って言葉には感銘を受けましたよ。 だがね、しかしだね。
とにかく曲が流れない!
ストリップ小屋に行って、すんごいエロそうなダンサーが普通の服で出てきて踊ってるんだけど、 最後まで脱がないでダンス終了、ってな感じだ。 「え!ヌードは?」と思わず聞き返しちゃうような感じだ。 最初は流れないのかなーと悠長に思っていたら、途中になっても全然曲のシーン/PV/ライブ映像などはナシ。最後のほうは「いや、あと5分後には流れるだろう」「もう5分待ったら流れるだろう」「本編が終わった後にPV集になったりするのかもしれない」などとなかなか待ち合わせ場所に現われない友人を待つような気持ちになっておりましたよ。PVとかライブ映像の版権などの問題があったのかもしれないが、あそこまで曲が流れないのはしんどい。つらい。 「流せよ、ケチ」って言いかけた。 しかもそんな風に待っている間にしれっと終了するからね。45分だから。 短いよ! ゆえに、「黒人音楽はどんなふうに進化してきたか」などと謡ってはいるが、ゴスペルやブルースやソウルについての口述一切ナシ。ヒップホップやR&B、ハウスに至ってはほぼ触れられていないと言っても過言ではない。ジャズとファンクとレゲエがエッセンス程度に言われているだけで、そこからいきなりデトロイトテクノに飛ぶからな。何段飛ばししてんだ。 なんてツッコミ入れている間にジャングルに話、飛んじゃうから。 だったらテクノの所信表明みたいなタイトルにしてくれよ。 リー・ペリーなんてこの中で使われてる映像だけ見ると電波じいさんにしか見えなかったですよ。まあそうなんだがさ、愛が感じられない扱いだったな。
さらにイライラさせた要因はまったく理解しがたい設定。 200年後の未来からやってきたデータ泥棒が、黒人音楽について語るミュージシャンの単語を盗んでいく、という設定の上にこの番組は成り立っているのだけどこの設定がわかりづれー。低予算的な手抜きすらも感じるし。 先ほどのストリップで喩えるならば、エロい女が服びっちり着て、ストリップ向けのダンスを踊るんではなくアヴァンギャルドな暗黒舞踏を踊られているような感じ。ストリップ小屋にそんな演出するんじゃねーよ!といいたくなるような。
まあ、ミュージシャンたちの語りからは彼らが、「黒人である」というアイデンティティの上に立って音楽を作っている、音楽を鳴らしている、という意気込みはズシズシと伝わってくるんですが、この番組制作者は果たしてそこまで覚悟があって作ったのかー?と聞きたくなる様な作品でありますよ。テクノ好き、ブラック・ミュージック好きというよりも「音楽うんちく好き」が小手先で作ったような感じがしてイヤ。 「ブラックマシーンミュージック」の中途半端な廉価版(映像のクセに)。そりゃ10年間日の目を見ないでいたわけだよ。今更こんなの掘り出すなよ。 これ買うくらいなら、先ほど挙げた3つを買うか、あるいは「ブラックマシーンミュージック」買ったほうがいいです、真剣に。 どうしても見たいなら俺が売ってやる。2000円からどうだ。
あ、明日は「キタコレ!戯れ言」更新日です。 どうかよろしく、まだ書いてないけど。 http://d.hatena.ne.jp/maaa55/
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2006年04月03日(月)
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