夏の北国行きでわしも考えてみたの(モテについて) 中編その2 |
ロケット・フロム・ザ・クリプト解散!!!!!!!!!!! 以前、ゲットアップキッズ解散なんでだよーと書いたけれどもこっちのほうが150倍くらい衝撃。いや、解散すると思ってなかったんだ。いつまでもいるもんだと思ってたんだ。ショーーーーック。 10月31日にサンディエゴのホテルで宿泊つきのライブがあるらしいが・・・・ サンディエゴってどうやって行くのだろう。どれくらいかかるんだろう。 というわけで調べてみた。
成田→サンディエゴ間 4万8500円
ぐおー想像していたよりも遥かに安いじゃねえかよ 今月、勢いだけでNYに行ってしまおうかと考えて調べてみたら5万9000円だった時も「意外に手の出せそうな金額だどうしよう」と慌てたんだった。それよりも安いなんて・・・行こうかな・・・museum of deathもあるんだよなサンディエゴ。柳下毅一郎が書いてた。それ以外に食指が動かないのが難点だが。ていうか英語どうすんだ。
柳下毅一郎といえば、今読んでる「ラッシュ」という小説がとんでもなくおもしろい。 前回の日記にもちょろっと名前を出してみたけど。氏が翻訳していたのを図書館でたまたま見つけて借りたんだけど、これがビックリするくらいのハードゲイの世界。濃厚。ギラギラ光る汗。どろっと垂れる体液。咽せ返すようなオスの匂い。湯気さえも上がる熱気。そんな空気が読んでいるだけでビンビン伝わってくる。「タクシーで移動するバイカー」「馬に乗らないカウボーイ」「逮捕できない警察官」「どこの部隊にも属さない軍人」たちの熱い,ショッキングな夜を「入れっこ吸いっこ」「情事のはざかい」などの秀逸な表現で綴る。 「入れっこ吸いっこ」なんて、そのまんまAVのタイトルにしてもいいくらいだもんなー。柳下訳がすばらしいのか。 ハイドパークフェスの時はなにかにつけてこの「入れっこ吸いっこ」と「このちんぽなめ!」ってのを連発してました。すっかり自分内流行語。 どんな時に使ってたのかっていうと 「雨降りすぎてウゼー、このちんぽなめ!」 「(細野晴臣ライブ時に必要以上にさわやかに騒いでるバカがいたので)あいつうっとーしー、このちんぽなめが!」 という具合。まあ罵倒する言葉の強調形てことで。 電車の中とか、公共の場では小声で言おう。 しかし、この「ラッシュ」、今はもう古本でしか手に入らないのかしら? ジョン・レチー著、白夜書房刊
というわけでまだまだ続く東北・夏の陣。
金曜日 台風はすっかり通り過ぎたのか、別のところに行ってしまったのか。 とにかく起きたら雨なんぞは降っていないのだった。窓を開けると、むあんとした空気が入ってきただけ。台風が通り過ぎようと湿度はまだまだ高い。まだまだ蒸し暑い。 仕事は午後からだったので昼までゴロゴロ過ごしてから出発。 昼食をとりながらメール送ったり受け取ったり(この頃に「ラッシュ」に出会ってたら「メール入れっこ吸いっこしてた」という表現を使っていたところだが)したのだけれどまだまだ時間が余っている。
中古レコード屋に行ってしまいました。 4枚ばかり買ってしまいました。 これから作業だっつうの。邪魔になるってんだい。(アナログはホントに邪魔になるので買ってないが)
そして、作業。 滞りなく終了。
友人に会うまでに時間があったので、藤崎でかりんとうや煎餅をバカ買いして東京に送る。正確にはバカ買いではないのです、うちの会社内で「さがえ屋のだだちゃ豆せんべい」が流行ってるんです。流行らしたのは私だ。会社内東北出張王だから。 買ってきてくれと頼まれたのでしょうがないのだ。 そして友人を待つ間にまたしても中古屋。追加で4枚。 あほか。 しかも92年〜94年あたりのものばかり買う始末。どんだけ好きなのあの時代。 買ったもののうち3枚の解説が小野島先生だった。10年前の自分に自慢してやりたいよ。「オハイオから94年最大の衝撃」と銘打たれたゴッドアンドテキサスは今何をやってるんだろう。泥臭系アメリカンインディーロックは長年低迷気味ですね。ヘヴィでジャンクで土着的なロックの復権待つ!ってそれじゃただのアメリカンハードロックか。あとノヴァモブのアルバムは、当時、欲しかったけど中学生のこづかい制度が邪魔をして買えなかったんだった。やっと手に入れた、嬉しい限りでございます。 ああ、依田レモン、否、涎モンのポップな轟音ギターロック。これも土臭いと言えば土臭いんだけど。 アメリカのインディーギターロックはどんどんスマートでキャッチーになっていくけど、もっと土臭いバンドがあって欲しい。土臭いというか、洗練されないで欲しい。地方deロック万歳! にしてもライナーでハスカードゥのことを「ヒュースカー・ドゥ」と記載されてるのは、ミュージックマガジンの影響なのかな。 Jマスキスみたいな。ポリースみたいな。
その後友人と合流。 国分町で行ってみたい店があるというので行ったんだけど混んでいたので違う店へ。ラウンジというかカフェというかなところでソファに座りながら「特攻の拓」の話などをしてたような。てんでおしゃれじゃねー。 そしたら合コン二次会です、といった10人組の男女が流れ込んできて友人がえらく「合コンの二次会にこんなとこに来るなんてどうよ?」と繰り返していた。なんでそんなに目を光らせるのか(私の座っている位置からはその10人組がどんな顔なのかわからなかった)と思ったら、中心人物の男性(20代後半)が普通のオシャレTシャツにオシャレ眼鏡なのに 顔が岸辺シロー激似 だったのだ。 「ああいう人はモテようと努力してはいけない。底辺を這いつくばって欲しい」 と力説する友人。 「亭主改造計画」のようなダメな格好の人がおしゃれに変身するのは、その時はいいかもしれないが元に戻るのだからまったく必要ないだろう。むしろ本人がヘンに「俺いけるかも」とモテようとするのはうっとうしい、というわけである。 これは私も同意だな。きもい男は変に努力なんかしてもきもいのだから、そのままでいいんだよ。と、モリッシーのように言って差し上げたい。「生まれた時から変えられないことなんだ、自分と戦っちゃダメだ、仲良くしろよ」とピート・タウンゼンドのように言って差し上げたい。 むしろ努力したほうがきもいから。 残酷なようだが、しょうがないのである。格好を改善しただけでは変えられない何か(モテ度数)がある。というかそこまでモテたいなんて思わなければいいじゃないか。 日本中にはびこる「恋人がいる人間至上主義」は本当に罪深い。 「ただの公認入れっこ吸いっこ」なのにな。ちんぽなめ!ですよ。
だから、ヲタクはそのままでいいんだ。いや、ヲタクはちっとも問題なんかじゃないんだ。本当に問題なのはヲタクではないけど気持の悪い男なのだから。「モテたい市場」をピラミッド型に表すと底辺を占めるあたりだな。おたくは別のピラミッドに棲息しているから。 だから、電車男ってのは別のジャンルからモテのところに転向してきたようなもんなんだな。小川直也、柔道から格闘技転向!みたいな。小原道由、プロレスからガリバーに転向!のほうが気の利いてる喩えかね。
何書いてるんだかよくわからなくなってきたが、その後二軒目に移動。 月曜日に行った沖縄風バーの「ForestCountry」という店。 約束通りに行きました。ゴーヤ炒飯ンマイ。泡盛も焼酎もンマイ。カウンターで他の常連さんたちも混じって話をしていたら、急に顔がとても濃い青年がやってきて三線で一曲歌ってくれた。曲名失念。そしてその青年は、一曲歌っただけで「ちょっと他の店に行くんで」と風のように去っていった。粋な流しのいる街、一番町。って、実際は流しやってないようだが。 「ForestCountry」はいい店だなーこじんまりしているけど居心地がいい。マスターがイイ味出してるんだよな。 東一市場内の店でございます。141や三越の近くなので、一番町に寄った際には、是非是非。 仙台地下鉄の終電時間になったので友人の家に急ぐ。 で、地元の駅に着いたらまた三軒目行ってしまった。3月東北祭りの時に行った店。 日本酒飲んで〆。 そして友人宅で「かまやつ女ダメ、ゼッタイ。」な話をしているうちに就寝。
土曜日からの話はまた次回。 日記がどんどん長くなっていく。なんとかせねば。 そして何書いてるんだかどんどんわからなくなっていく。なんともならんのか。
|
2005年09月07日(水)
|
|