あの酒(泡盛)を飲み干すのはあなた 前編 |
沖縄に行ってきましたよ。 実に2ヶ月ちょいぶり。待ち遠しくてしょーがなかったのです。やっと舞い戻った。長かったぜ。何度悶々としたことか。 って、最初から2ヵ月後にもう一度行ってやる!と決めていたわけではありません。 沖縄行きの切符が安いシーズンを選んだらちょうど6月になったのだった。5月はGWで高いしな。いや、それ以前に4月終わりは仙台だったのだけど。 あーこの勢いで2ヵ月半後には再び沖縄に行ってしまいたい。むしろ行く。 今年中にあと2回は絶対行きたいなー。(他の地方も行くけど)
今回は仕事でもないのでるっぱちゃんと行ってきましたよ沖縄。 高等遊民のるっぱさんは働いてないのに沖縄に行けるからすげえな。 朝から空港でビール煽って出発。
ちなみに今回利用したのは正規料金ではなく、個人旅行向けパック。 やっすいよ。一泊ホテルつき帰着日延期可で28000円弱。 前回は往復7万(ホテル代は別)だったからな、経費だったけど。 だんだん出張が少なくなってきている身だが、旅は毎月行きたいのだよ。惜しんではいけないのだよ。 しかも那覇にはすでに全国をチャリンコで旅している名刺屋兼イラストレーターの友人BONちゃんがいるらしい。合流してさっそく飲む約束をしたので楽しみでしょうがなかった。 ま、空港だけでなく機内でもビール飲んで、寝ていて気づいたら那覇に着いていたんだけど。
2ヶ月ぶりの那覇! やっぱり空気がぬるい! あー戻ってきたんだなぁ。
しかし着いた途端に会社から電話がかかってきてテンションがた落ち。 今回は振休無理矢理くっつけてきたので、沖縄に行くとは言ってなかったのだ。(すなわち日焼けしたらバレバレなので大変なのだ) それでもかけてこないで欲しい。頼むから。 まずはホテルに荷物を置くことになったのだが、ホテルもビックリなことに4人部屋であった。2人なのに。 だからベッドも2つ、バスルームが2つあるという具合。ヤター!便利! バスルームが2つあるということは臭いうんこをしても気にしないでいいということだからね。ありがたや。
そんなこんなのうちにBONちゃんと波之上で合流することに。 前に滞在していたホテルとは逆方向から波之上に向かわねばならないのだが、まあ、歩いていくうちに適当に到着するだろうと思ってたらひとつ曲がり角ひとつ間違えて迷い道クネクネ状態に。海はすぐそこにあるのだけれど、フェンスだの仕切りだのが多すぎ。 迷っているうちにJEFというおそらく沖縄にしかないんであろうファーストフードチェーン店を発見したので入ってみる。ゴーヤバーガー食おうかと思ったがそんなにお腹もすいていないのでゴーヤリングというものにチャレンジ。 るっぱさんはルートビア買ってました。大好きなんだと。今まで飲んだことがなかったので少し飲ませてもらったんだが うわー! こいつは、いつぞやに飲んだことのある「台湾コーラ」の味じゃないか! 「台湾コーラ」というのは、その昔うちのジイさんの誕生日祝いを台湾料理屋で行ったのですが、その時に飲んだものなのです。正式名称じゃなかったと思うが。 「湿布の味しかしねえよ!」と驚き、鼻つまみながら我慢して飲んだ記憶がある。 台湾コーラとルートビアは同じものだったのか!ビックラ。
ルートビアにやられながら波之上ビーチへ。 4月にもここのビーチには来ていたのだが、その時よりもルンペンが増えていた。 砂浜にソファ置いてる優雅なルンペンまでいるし。南国だなー。 買ってきたゴーヤリングを食べながらBONちゃんと合流。 ゴーヤリングは単にゴーヤを揚げたもので、普通に苦かったです。砂浜に落としたけど3秒ルールで食べてみた。腹には異常なしだった。 目の前では中学生女子たちが裸足で走っている。 思わず「♪裸足でかけてく〜白い砂〜浜〜」と赤犬の「ズキズキドキュン」を歌いたくなるような光景だが、その中学生女子はひとりだけ図体がでかくて女子プロレスラーみたいだった。ガイア(もうないけど)や全女(もうないけど)あたりでスカウトして欲しい。
合流したBONちゃん(台湾帰り)は真っ黒でウチナーンチュなのかという勢い。 ビーサンなので足に切り傷が多くて、傷口にハエがブンブン止まってた。かくいう私も下駄でできた傷口にばかりハエがたかってくるので払うのに精一杯。やめろバカ!化膿するじゃねえかよ!卵なんか産んだらタダじゃおかねえからな!恐怖ウジ人間にはなりたくねえんだ! エイ!ヤー!とハエを追い払いながら、るっぱちゃんがトランペット(持ってきていた)を吹くというので、波之上の崖の上にある波之上宮に登ってみた。 しかし崖になっているところは立ち入り禁止。なんだよ。 しょうがないので近くにある記念碑のところで吹けばいいんじゃないという話になったのだが、その記念碑は実は「警官殉職者慰霊碑」なのだった。 なんとなくそこで吹くとさびしい気分がするというので、またまた場所を変えて波之上展望台へ。 最初からここに来ればよかったじゃん!というくらい見晴らしのいいところであった。 るっぱちゃんの吹くトランペットを聴きながらBONちゃんの旅話などを聞く。 うらやましいなあ。 でもどんなに全国回っても帰ってくるところはやっぱり東京だという。BONちゃんは東京が故郷だから。それは私も一緒だ。 私もどんなにいろんな地方にいってもやはり東京が好きなのですよ。愛すべき故郷なのですよ。エンケンも歌ってるじゃないか、「イヤなら出てけよ、俺は好きさ東京」って。 そんな話でしんみりした後はオナニーがどうこうとかソープ街がどうこうとかいう話になっていたが。
ほどなくして歩いて牧志に出向き、よさそうな居酒屋で飲む。 一番最初に飲んだ泡盛は八重泉でした。やっぱり沖縄で飲む泡盛はおいしーねー。 八重泉はほんのり甘い香りがよい。あいかわらず水のようにスイスイ飲める。 酒のあまり飲めないるっぱちゃんも結構飲んでいた。泡盛はいけるのか! 一軒目ではアグー豚を結構食べておなかいっぱいになったので、さっそく前回散々お世話になった最高バー「観覧車」に行くことにした。 のだが、行ってみたら 「すみません、9時過ぎにお店開けます」 という張り紙が貼ってあったのだった。しょうがないので観覧車の隣のバーへ。 ここは「月光居酒屋コトブキ」という店でもともとBONちゃんが知っていた店らしい。 カウンターに座ってぐいぐい飲んでいたら、お店の方がバンドをやってる人だということが判明。トイレにフラカンとYOCOLOCOのフライヤーが貼ってあったのでおー!と思っていたのだ。 そしたらShaolong to the Skyというバンドの方だったのでした。 おおー! るっぱちゃんもバンドマンですからちょうどいいね。いろいろ話したらいいじゃない! と、思ったら泡盛飲んだおかげで眠くなったらしくて、トランペット吹いた後すぐ寝てた。やはり酒がよわい。
Shaolong to the Skyのタマシイさん(ウチナーンチュハンサムボーイ)は今度東京でライブをやるというので絶対見に行くとしよう。 8月15日!下北!
と、楽しい会話をしている間もちょこちょこ隣の観覧車を覗きに行ったのだけれど、なかなか開いている気配ナシ。 ようやく開いていたと思えば11時だったからね。 「9時過ぎに開けます」と書いておきながら11時に開くあたりがとっても沖縄っぽい。 しかも観覧車ママはすでに出来上がってて 「シノ〜!ひさしぶり〜!でも全然ヒサシブリって感じしないさ〜」 と歓迎してくれた。 嬉しいなあ、再会できて。 私も全然久しぶりって感じがしなかったよ。酔っ払ってるけどNO問題だ! まあ、カウンターからドバドバ泡盛注がれてこぼれまくったけど。いろいろおもしろいお酒の割り方してたけど。 酔っぱらいは酔っぱらいを否定できない、むしろ仲間なのでいいのです。 そして私がママに送ったWhat's Love?の「温故知新」を早速かけてくれて嬉しかった。皆で「あの鐘を鳴らすのはあなた」や冬のリビエラ、みちのくひとり旅などを合唱。 いやー素晴らしい。ホントに沖縄帰ってきたんだなあという気持ちに溢れる。 同い年のかわいこちゃんも一緒になって歌っていて楽しくてたまらんかった。
さらに少したったら社長さんが来てくれたのだった。 なんとまあ!ビックリ! 「今日は忙しくて行けないかも」と言っていたので。ホントありがたい。 「ザ・カラテ」に出てたと言っていたおじさんも後から来たよ! いろんな人に再会できて酒も酔いも進む進む。
ほんとにいろんな人と出会ってて、また出会ったりできてよかったなー あの鐘を鳴らすのはあなたばりに歌いたくなるよ。 (この時点ではさらに楽しい出会いに恵まれることは知る由もないのだが) 沖縄の夜は楽しいまま更けていくのだった。
ってここだけでは終わらない。 那覇の飲み屋街桜坂というところがおもしろいとBONちゃんがいうので社長さんに連れてってもらう。 アメリカンな雰囲気のバーだったが、カラオケで流れているのは北京語のテレサテンメドレーであった。 歌ったり「めちゃくちゃウマイ」という餃子食ったり(ニンニク丸ごと一個入っててビックリ)、るっぱさんが再びトランペット吹いたり。(この日だけで5回くらい吹いていた) この日はその店までで終了。 いやー初日から飲みまくりでおもしろい!木曜日なのにね! これだから沖縄が好きさ。沖縄ワッショイだ。
2日目に続く
ちなみに写メ沖縄日記は ネタ・戯れ言 なのでまあ、見てやってくれい。 沖縄前回渡航時の記録は 股旅・戯れ言 に載ってるんでそちらでどうぞ。
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2005年06月13日(月)
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