ついでにあやちんかん |
こないだ銀座で仕事だった時にシネパトス銀座の前を通りかかったのだけど、またまた日活ロマンポルノ祭りが開催されておりました。 ああ、去年の日活ロマンポルノ祭りも見に行ったなー「悶絶!どんでん返し」に「桃尻娘」「花と蛇」(谷ナオミ版だ)、そして「天使のはらわた 赤い淫画」という素晴らしいラインナップ。 とりわけ天使のはらわたの救いようのなさは本当に感銘を受ける。映画界屈指の「どうしようもない」だから。ふざけた意味ではなくて。 今年は今から見るならば 「人妻集団暴行致死事件」 「悪魔の部屋」 「花と蛇−白衣縄奴隷−」 「宇能鴻一郎の濡れて打つ」 「ルージュ」 という順で上映らしい。 わ、しっかりと石井隆モノも入ってる。これは見ないと。 あとウノコー!どんなタイトルだこりゃ。
しかしなぜこんなにも毎年にっかつロマンポルノ祭りが開かれるのかというと、どうにもこうにもやはり「花と蛇2」公開記念らしい。 去年のにっかつロマンポルノ祭りの時の日記で「杉本彩の静子夫人は違うだろうありえねえだろう」と書いたのだけど、そんな意見は当然のように相手にされず、当然のように2作目完成ですか。萎えるなぁ。 一作目の予告編で「今世紀、もっとも過激な映画」などと謳っており、今世紀はまだ4年しか経ってないっつうの、と突っ込んでから早一年。 この一年の間に杉本彩は「SM」を売りにしてかなりのし上がった。 先日偶然くりいむしちゅーの番組を見ていたら、「どのタレントがどの持ち物を持っていたでしょうか」というクイズがやっていた。 4人の女性タレント(杉本彩・MEGUMI・熊田曜子・光浦)がそれぞれ一人ひとつの私物を提供するのだけれど、誰がどれを提供したかを当てるクイズ。 その4つのものというのが 「アイマスク(飛行機なんかで寝る用のやつ)」 「化粧ポーチ」 「キティちゃんのお年玉入れ」 「バラ鞭」 だったのである。 なんというわかりやすさ! いや、いくらなんでもそんなにわかりやすい答えはないだろう。 杉本彩の提供したものはキティちゃんのお年玉入れだと信じたかった。 バラ鞭は熊田曜子がグラビアの撮影で使ったものだと信じたかった。 (どんな撮影シチュエーションで使うか知らないが)
しかし案の定バラ鞭の持ち主は杉本彩だった。 とほほ。 「はい、私はこれを提供するのよ」と言わんばかりに得意げだった杉本彩の顔を思い出すだけで脱力感に駆られるわ。
それどころか杉本彩は私物かばんの中身を見せる時に、文庫本をわざわざカバー外して見せていたのだけれど、その文庫本も
「O嬢の物語」
・・・・。 いいよ!そこまでやんなくて! と思わずテレビに向かって言ってしまったわ。
こないだも草野仁や浅草キッド相手に「あなたはSかMか診断テスト」をやっていた。「草野さんはMですね」と言いながら草野仁にMというシールを貼ってた。 もうここまでくると杉本彩はSMにおける細木数子か。
SMは万人受けするものではない。 もっと精神的気質であったり、純粋に「性癖」だったりするから。 杉本彩がオーソリティということになっているSMってそういう真剣なSMではないと思われるんだよな。 「ネタとしてのSM」ちょうどそんな感じだ。 先日、わたくしもお客さんの会社の人たちと接待のようなものに参加してきたのだが、みんな酒が回ってあっぱっぱーになって 「××さんはSですか?Mですか?」 「いやぁーボク、どっちかというとMですねぇ」 という会話が飛び交ったのだった。 無論本物のSMの人などいるわけではない。 そして後日友人に「××さんMなんだってさ」と言ったら「それがわかったところで意味ないじゃん」と言われた。 そんな風な意味合いでの「SM」だと思うんだよな、杉本彩の言ってるSMって。 別の例を出すとすると、「ついでにとんちんかん」で抜作先生が三角木馬に乗ってロウソク垂らされているギャグがあったが、そのSMとも同じ意味だ。 なのに「さあ、私で抜きなさぁい、フフフ」と得意顔。 まぬけだなあ杉本彩。 抜作先生とイコールだというのに。
あと杉本彩の「これからはSMで行くわよ」宣言はなんとなく渡辺満里奈の「これからは台湾/おフランス映画/名倉潤で行くわよ」宣言と似ているような気がする。 満里奈は目指すところが「オシャレ」で統一されていた(名倉はおしゃれではないが)が、杉本彩の場合はなんだろう。 「学園祭の女王」「社交ダンス」「セックスレス」そして「SM」 果てしなく統一性がないが、強いて言うならば 「己の身体を誇示=セクシー」 なんだろう。 無理にまとめすぎか。社交ダンスは別にセクシーじゃねえか。
ついでですが「股旅・戯れ言」を更新しました。 4月終わりの仙台山形旅行を詳細に書いてみました。 よろしかったらどうぞ。 http://mykit.jp/pc/maaa55/
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2005年05月13日(金)
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