ないながらムーン |
今月もようやく!給料日到来です。 長かった・・・さ、こうして金も無事に補給されたのだから、とっとと飲みに行ってウサを晴らそう。
というわけにはいかないのです。 もういい歳なんだから計画性をもって金を使わなければいかん。 給料日→二週間は安泰→二週間ガマンの日々→給料日 という無限ループはそろそろ卒業したい。 大人になるということはそういうことだ。 「ご利用は計画的に」を実施できるということだ。 ああ、そう考えるとご利用を計画的にできない人が多いということはそんだけ大人じゃない大人が多いってことだね。
なんでこんなに金がないのかよ、というと 1.飲みすぎ 2.旅しすぎ というのが理由の双璧なわけですが(CD買いすぎではナイ。なぜならば本当に買いすぎている人に比べると「私って買ってないな」と思えるから)、最近はおそろしいことに、 「旅先で飲みすぎる」 という複合技があるからな。 1年前は出張行っても飲みすぎなかったんだよ。 そもそも出張先での仕事の始まりが午前0時からだったりしたから、夜飲むということはなかったのです。今じゃとても信じられないが。
まあ、「旅に出たらケチケチしたくない」と思うのです。 旅先では気が大きくなる。それは人類の基本。
「旅先で泊るならどこでもかまわない、むしろ寝るだけなんだから3000円くらいのホテルでいいよ!」という人もいるけれども私はそんなのはいやだ。 そりゃ名古屋出張でヒルトンにも泊るわ。 ホテルに泊まって風呂が狭かったりすると「なんだよハズレかよ」と舌打ちするし、ベッドにダニがいるようで痒くてたまらなかったりしたらフロントに訴えてやろうといつも思う。 そういうホテルじゃいやなんだよ!5000円でも広くて、ヴィレッジバンガードで買った泡風呂の素が使えるような風呂がないとダメなんだよ! 枕だって2つあってこそいいホテルである。 (単にシングルの部屋が空いてなくてダブルルームに泊る時などは普通に枕2つだ)
そして旅に出たら酒もケチケチしていてはダメなのである。 私は旅先じゃビールは飲まないけども、新幹線ではビールを飲む。 別にたかだか2時間弱なのだから酒など飲まなくてもいいのだが、 「新幹線で飲むビールは最高なんだよなあ!」 という理由を無理矢理くっつけてまでして飲む。 実際には新幹線で飲もうが家で飲もうが安い飲み屋で飲もうがビールはビール以外の何物でもないのだけれど。 それも気が大きくなってると、330mlじゃなくて500ml買っちゃうから。 もともとビールは好きじゃないから170mlの部分は「もういらねぇ」とか思いながら飲むことがわかっているというのに! そして旅先の飲み屋では「この酒が最高なんですよ」と勧められるとおお、そいじゃ是非!と飲んでしまう。値段度外視。(さすがに沖縄時の一杯3400円は気が引けたが) 旅先での出会いは一期一会だから気持ちよく飲みたいのである。 って、東京戻ってその地酒が飲めちゃったりすると、少し落ち込むが「いや、現地で飲んだことに意味がある」と自分を納得させるのだった。
もともと私はお金の話が好きではない。 というか金の話をするとすさむ。憂鬱な気分となる。会社の友達と飲んでると「金ねーぜすさむな」という話にはなるけれど最終的にお互い5,6杯飲んでてしかも「今日は私おごっとくわ」「じゃあ今度俺おごるわ」みたいな話になるので愉快だ。ザッツ曖昧。しかし酒飲み同士なので気にならない。 私が一番苦手なパターンは「1円単位までワリカンにする」というやつだ。 たとえば4人で飲みにいって11563円だったとする。 これの正確なワリカンは2890円だ。3円は割れない。 しかし私、私と同じくらい飲む友達、2、3杯くらいしか飲まない子、まったくの下戸だったりした場合は 私 4000円 酒飲み友達 4000円 ちょっと飲んだ子 2563円(あるいは2000円) 下戸 1000円(あるいは1563円) みたいな計算でいいと思うのだ。不公平はないと思うのだ。 63円なければ持ってる人が出せばよいと思う。 しかし、なぜかわからないが、ちょっとだけ飲んだ子がお会計が来たと同時に携帯の電卓などを出すのが不愉快でたまらない。 そんで 「ひとり2891円でーす」 なんて言われた日には! 1円余計にとってるし。 あーめんどくせー多目に出すから勝手にやってよ、とかいうと「それは悪いよぉ」みたいなこと言い出すし。「借り」を作りたくないんだろうけど、そんな取るに足りない貸しなんかこっちだっていらねえよ!
だいたい、先述の11563円、そんな金額ごときで計算機使うなつーの。 「酒を覚えてからよくなることなど何もない」というが、 私は酒を飲みに行くようになって暗算が得意になった。 さっきの4人割の金額だって無論暗算だ。電卓使ってないから。 だから金額を言われたらすぐに頭数で割って、だいたいひとりあたりいくらだ、というのがわかるのだけれど、精算時の私は大体声がでかくなっててマンヨッパに見えるらしく、携帯電卓を取り出した女子は「ひとり3650円だよ!」という私の言葉を無視するのだった。 なんでだよ! 暗算ならまかせとけっつうの! あとスーパーでのバイト歴5年以上だったから、札束を数えるのも早いのに、「酔ってるから不安で任せられない」とか言っていちいちトランプめくるように札束を数えている奴を見るとあまりの効率の悪さに驚くけどね。
学生時にタイに旅行にいったのだけど、その時はほんとにお金のことでイライラした。 タクシーに乗ってもワリカン、食べに行ってもワリカン、なにか見に行ってもワリカン。 ワリカン無間地獄。 無論バーツで、である。 しかも8日間の旅だったので、友達が微妙に「節約しよう」と言い出して、タクシーで行くべき距離を30分くらい歩いて移動、なんてのをやらされたりもした。 タイは暑いから本当にしんどいのである。 あまりにもその節約祭りにイライラしたので、4日目か5日目は2人ずつ別行動をとることになったのだが、その日は節約から解放された喜びのあまり、本当に無駄遣いをしたな。 友達(男子)とプールに行ったのだけど、 無駄にでかいチキンを何個も買ったり、 ジュース買ったのに水1リットルを4本買ったり、 タバコを大量買いしたりで愉快でたまらなかった。 あまりに愉快で、プールから海岸に飛び出し、海岸で「ヒクソン・グレイシーのまね」とか言ってヨガっぽく走ったり、竹やり見つけてきて岩場で「大日本帝国」とか叫びながら竹やり突いてるポーズで写真撮ったり、勢い余って海に飛び込んで具合悪くなったり。(水を大量に飲み込んだ) 当時22歳。異国で恥さらしまくりでした。 解放されてるっていいよなぁ! その後、タイ旅行のお財布係が節約の子から私に代わり、アバウトな計算で済むに至り、皆楽しくタイ旅行を終えたのだった。 アバウト上等である。
「得した」「損した」で金を見ていると、アバウトは常に損した気分になる計算なんだろう。 でも損得で心をキリキリさせてるのは疲れるよ。その場を気持ちよくやり過ごすにはある程度アバウトで、実は小さく損してても別にかまわないのである。 金はないがね。
いや、アバウトをこれからも続けていくためには、もっと計画的に飲みに行く回数や旅に行く回数を決めなきゃならないんだろう。 うああ。 とりあえず5月終わりか6月初めはまたもや!だからなぁ。 もう決めてしまった。 早く5月25日になってくれないものか。
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2005年04月25日(月)
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