股・戯れ言
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生出し都市(レアプッシュ・シティー)

今、スカパーかけっぱなしにしておるんですが、ふと見るとライブエイドの映像が。デビッド・バウイー(しつこいが、「股・戯れ言」では高野拳磁風発音がスタンダード)の髪型がよく見ると特攻の拓に出てくるキャラクターの髪型っぽいよ。過ぎ去った日々のことであるからいいんだが、指摘せずにはいられなかった。
あと関係ないが、有馬記念のファン投票を見ていたらタップダンスシチーが出るのですね。7歳馬!3歳馬ばっか出るのにがんばるなぁ。これは是非とも頑張って頂きたい。

というわけで本日は大阪帰りなのです。
また出張だ!でも前回の豊川以降ほぼ半月ぶりの出張でございました。これくらいのペースだと文句もない。
過去にも大阪には行ったことはあるんですが、今回は新大阪駅と大阪駅を初めて使いましたよ。すなわち梅田にも初めて行ったと言うことです。いやーあそこすごいな!駅前はゲーセンとパチンコ屋しかなかったぞ。ちょっと行くと風俗しかなかったぞ。んで人もホストしかいなかったぞ。歌舞伎町より遙かに下世話。「うーん、これぞアジア」とひとり思いふけった程である。ウォン・カーワイは次の映画を大阪で撮るといいんじゃないのか。
下世話というか、すべてが「ナマモノ」感に溢れているのですよ。それが私の大阪っつーか梅田に対する印象。生肉を目の前にどっさり出されたような気がしっぱなしでありました。あるいは変に調味料付け加えまくってガスバーナーで豪快に焼いたんだけど実は全然火が通ってなかったわー、みたいなナマ感。
生卵を笑いながら飲み込むようなナマ感。(やらないが)
なんなんだろうあのナマっぷりは。東京とは全然違う国なんだなーと思った。というか東京は大阪と戦争したら負けるんであろう。あ、でも大阪は生身で包丁片手に走り込んできそうだからなー(ここにもやっぱりナマ感)わかんねーなー。
私も結構いろんな土地に行ったつもりではいたんだが、大阪に関してはリサーチ不足であった。ナマモノにあたってしまったように圧倒されてしょぼんとしてしまった。いやぁ、町に威圧されるとは思わなんだ。
いや、この威圧された感は、おそらく、私の中での「私は、おそらく『いわゆる大阪的なもの』と無縁の人生を送るであろう」というよくわからん自負が砕けただけなんだろう。いや、今までも関西出身の方々とはお会いしているわけだが、言葉が関西弁なだけで他に違和感を感じることはなかったのだった。
それが、町に足を踏み入れてみると、あまりにもナマナマしくて違和感に次ぐ違和感。単に自分が「いわゆる大阪的なモノ」と接したことがなかったのでどうしていいかわからなかっただけなんだが。
田舎から東京に出てきた18歳とかの青年の感じる「東京ってスゲエ/おっかねえ所だ!」という感覚は、たぶんきっとこれと似ているんだろう。
外人が日本に来たときに寿司や刺身を出された時に感じる「OH!NO!アンビリーバボ!」という感覚も、たぶんきっとこれと似ているんだろう。
あ、この「ナマモノ」感がうまく説明できないな。
昨日ホテルでテレビを点けたら、ドラマに石田靖が出ていたんだがその時に「大阪はドラマも違うのか!」と思ったモンだ。ちなみにそのドラマは全国放映のドラマだったから別に大阪に限ったことではなかったんだが。
ナマモノ感というのは、その、「大阪はドラマも違うのか!」と思った気持ちのよなもんだ。あ、台湾行ったときにキンキキッズのキーホルダーを見かけて「ホントに人気あんのか!」と思った時の気持ちとも似てンな。
ああ、大阪に対するナマモノ感って「レア」のことじゃなくて「ライブ」のほうなのかもしれない。「ホントにそうなってんのか!」という驚きが連続するあたり。いや、最初はレアのほうのつもりで書き出したはずなんだが。レアのほうでもあるんだが。

ちなみに「萌えってなんだ?」と聞かれたときは「『好き』のライト感覚みたいなもん」「ラブじゃなくてライクのことだ」と説明しているようにしておりますここ最近は。英語って便利だなー全然ちゃんと勉強しなかったけど。

なんかうまく消化しきれないままですが、今日の日記はこれで終了。ねむい。
ナマモノなだけに、消化不良なわけですよ!
2004年12月01日(水)

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