なしくずしのうんこな大人の中に子供は生きてるんだ |
朝のことだ・・トイレに入ろうとした・・・生理中だった・・・ナプキンを取り替えなきゃ・・・ドアを開けて入る・・・ウンコがあった!・・・前に入った人がウンコ流していなかった!・・・起きていたのは父と母と私だけだった!・・・誰がしたのかすぐわかる事態だった・・・ いい歳をしてなんてザマだ・・・!こんなことなら尻に糞をつけていたほうがずっとマシだ・・・!私は迷惑そうな声で事態を告げた・・・顔は笑っていた・・・父か母に恥を塗りつけてやりたかった・・・うんこだけに塗りつけて!・・・くだらない!くだらなすぎる・・・! 父は母のせいにした・・・父は井筒監督に似ていた・・・これは何度も言ってることだ・・・母は父のせいにした!・・・うんこだけに擦り付け合い・・・くだらない!くだらなすぎる・・・アゲイン!
土曜・日曜の話。 土曜はキンちゃんの店に再び行ってみた。つまり蒲田。 改めて蒲田を歩いてみたりして思ったけど、やっぱこの街に住みてぇよ。区の福祉センターだかなんかの横に風俗店が当たり前のように並ぶ街並み最高!駅ビルにヴァージンが入ってるのも(ちっちゃいけど)願ったり叶ったり。実際そこでようやくバッファロードーター購入したし。 と思ってた矢先のこと。蒲田在住の友達が引っ越すので、とってもラッキーな話になったのだった。蒲田に引っ越しますよわたくし。その家に住むわけではないのだけれど。 「あーもう実家でいいやー」とか思い始めていたようなところだったので本当にタイミングがよい事態に。ま、ウンコ流さない事件も実家を出る決意のいい機会となったわけだが。 そいで、サマソニ特集が夜中にやるってんで、一旦寝ながらもがんばって2時半頃起きたんだが、すっごくしょぼいなーアレ。掟ポルシェなんか曲すら流されない短さの紹介ぶりだったし。そしてドアーズ21stセンチュリー。イアン・アストベリーはジム・モリソンのものまねで、ものまね王座決定戦決勝までイケルヨ!グッチ裕三にも勝てると確信。
日曜は総裁さん(武将的呼び方)と「ケン・パーク」という映画を見に行ってきた。日曜の渋谷に行くのはしーんーどーい、か っ た り い、しかも非渋谷的喧騒人物(でもノイズのオーソリティー)の総裁と渋谷って!と思ってたんだが激ウザ地帯であるハチ公口のほうではなく、青山方面だったので比較的空いていた。 しかしこの「ケン・パーク」。男の子がクンニ中に顔を上げている写真がやたら印象的だったので内容も過激!と思いきや。 「アメリカン・ビューティー」のようなアメリカ郊外の町で、「アメリカン・ビューティー」のように狂った大人っつうか親たちに囲まれた子供たちの日常を描いた映画なんだが、「キッズ」を初めて見た時はすげー映画だなと思ったけど今回はそんなに衝撃度はない。 さっきから何度も書いてるけど、「アメリカン・ビューティー」そのまんまなんだよな、大人たちのひん曲がり具合が。そのまんまは言い過ぎかもしれないけど、父親を表すキーワードに「筋肉」「父としての厳粛振り(うまい言葉で表せないな)」「信仰に対する異常なまでのこだわり」とかがあまりにも似通っているので。ま、ケン・パークには複数の父親が出てくるけど。 アメリカ郊外の、一見理想的な家庭なんてのはほんとにまやかしなんだろうな。まあ、アメリカに限った話じゃなくて日本もそうなんだろう。 失業して毎日酒を飲みつづけるくそじじいとか、いつまでも母を追い、娘に異常な愛を注ぐ偏執狂ジジイとか、娘の彼氏とやっちゃう美熟女とか、「変化しない平和な日常」の中でどんどん異常化し、閉塞していく世界。だから子供たちもどんどん自分たちの世界に篭もっていくわけで、この子供たちの世界を描くくだりだけは「キッズ」を彷彿とさせてくれる。 けど、セックスシーンはなんか唐突だし、汗も汁も飛び散らない、「セックスごっこ」っぽかったな。まあ、子供同士のするセックスには意味がないということを表したかったのかもしれんが。 でもセックスに意味、もっと正確に言うと結果が生じてしまった時、子供たちは大人になることを拒否するんだろう。これもまた出口のない結論だけど、実際せりふの中に「他の町に行くなんて考えたこともない」なんてのもあるくらいの本っ当に閉塞した社会に対しては、それが唯一の出口なんだが。 なんてまとめてみましたが、この話で一番おもしろいのは引き篭もりで内弁慶のテートとかいう少年の話なので、それだけでも見てみるといいかも。テートは子供だが前述の大人たちよりももっと純粋にガイキチで、そこがかえって清々しい。そばにいたらやだけどな。 総裁さんは「つまんなくもなかったけどおもしろくもなかった」と言っておりましたが、まあそんなところか。あ、あと子供たちがランシド聞いてスケボーで走ってたりするのもアメリカの郊外感溢れてた。
その後恵比寿まで歩いてそのまま目黒まで歩く長い徒歩の旅。 会話の7割以上が武将の話という異常っぷり。あれも狂った大人だからね。 途中でギネス飲めたのが最高だったが、赤ワインで酔っ払っちまった。 週末はいつも通りヨッパライだったってことで。
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2003年10月27日(月)
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