もんすん日記

2003年04月25日(金)

J君が亡くなったという知らせがメールで届いた。
それを聞いた昨日から、何もかもがむなしくてたまらない。何もする気が起こらない。
こうしてウイーンにいることも、歩いて食べて話しているときも、虚しくて虚しくてしょうがない。
なんで私はウイーンなんかにいてお葬式に出られないでいるのだ!と思うと、自分にむかついてしょうがない。

彼の最後がどれだけ孤独だったろうと思うと、胸が張り裂けそうにつらい。
彼の死を悼んでいる人たちのことを思うと、何も出来なくても自分も同じ気持ちを少しでも共有しているのだということを、そばに行って伝えたい。必要なときに、どうして彼女の近くにいてあげられないのかと思うと、腹が立って仕方がない。悲しくてしょうがない。
電話ではどうしても伝えきれない。

身近な人が亡くなったときに、後悔することがない人間なんていない、っていうのは本当だとやっとわかった。
せめてもう1回だけでいいから、話をしたかった。

あんなにいい子なのに、何で死ななきゃいけないんだよ。短かったけど幸せな人生だったなんてうそは死んでもつけない。
ただどうしても、どうしても、もう1回でいいから話をしたかった。
それをしなかった自分を絶対に許さないだろう。


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