日本人は「洋服エンゲル係数」が異様に高い、とドレステリアの人が新聞で言ってたけど、同感。ひどい人だと収入の半分以上、7割も8割も洋服代に割く人がいるそうだが、わたしもそれがお洒落だとは思えない。素材やデザインが洗練されているに越したことはないけど、上手な人を見ていると、要はやはり「着こなし」だなあ、と思う。断然お金のない若い人達のファッションを見ているのが面白い。わたしには絶対思いつかないような色の組合せや、ダサかっこいい柄、重ね着をしていて柔らかいよなあ。日本の女の子ってほんとにお洒落だなあ、と思う。
文庫で出ていた篠田節子さんの「家鳴り」が面白い。穀物危機などシチュエーションはありそうなんだけど、この人の手にかかれば、全く違った手触りの作品になるんだね。最近エンタメ志向かもしれない。そもそも純文学とエンタメの境界ってどこ?って思うけど。
昼は久々にKちと、夜はKっき、Kとちゃん、Hじと食事。皆の話を聞くのが楽しい。自分以外の皆は楽天的で素直で賢くてよいなあ、と思う。なんというか物事を悪いほうにとらないんだよね。わたしはどうも物事を悲観的にとらえがちでしめっぽいんだけど、こういうのは性格だから治らないんであろうか。 通訳バイトの時給の高さと役得の話を聞いて、またにわかに語学への意欲が一瞬高まって、電車の中で寝てまた消えた。
■tanishiさん 同じカンヌ受賞作品でも、ダンザーインザダークとかはあんなにたくさんの映画館でやっていたのに、「鬼が来た!」は東京でもあまりやってないんですね。作品としてはこっちの方がずっといいと思うんですが・・・。
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