ある大学院生の日記

2003年09月05日(金) 呑気な職場

昨日だったか一昨日だったか,職場にいつもどおり9時10分ごろ着いてみたら,部屋の鍵が開いていませんでした.ここの職場は9時半出社の人たちが多いので,ありえないことではないのですが,いやしかしありえないでしょう,と思いながら守衛さんから鍵をもらってきました.PCを立ち上げてメールの処理などしていたのですが,9時20分を過ぎても誰も来ません.「ひょっとして,今日は朝からどこかでコンファレンスかなんかがあって,そっちに行かなければならなかったのだろうか?」とおどおどしながら待っていたら,しばらくして庶務の方がいらっしゃいました.あーよかった.しかし呑気な職場であることよ(詠嘆).きょうもあんまり人がいなかったし.

ワタシの職場がどこかご存じの方も多いかもしれませんが,これをもって批判などなさらないように.

RatsやExcelをいじってデータ加工やらなんやらで時間が過ぎていってしまうので,ここは,とおもって気になっていた論文を読むことにしました.Blundell, Richard and Ian Walker. 1986. A life-cycle consistent empirical model of family labour supply using cross-section data. Review of Economic Studies 53(4), 539-558. です.クロスセクションデータを使って,ライフサイクル仮説に整合的な労働供給モデルを推定するには,不確実性が存在しないもとでは,各期間の(intertemporalな)資源配分を決めたのちに,各期内の(intratemporalな)資源配分を決めるという想定をおいてあげれば,消費データがあれば推定することができないことはありません.しかし,あんまり安直にやると,非明示的にいろいろな仮定を置くことになるので,あーだこーだといじる必要があるのですよ,という論文です(たぶん).しかしなにがおどろいたかって,1986年時点でマイクロデータを使ってFORTRANで推定をやってるってことですかね.夜まで読んでいたのによくわからなかった自分の能力の低さにも驚きましたが.はあ.

あ,英語の要約を作るんだった〜.しまった〜.


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