ある大学院生の日記

2003年02月27日(木) Happy!

思い出したように書いておくのですが,きのうは僕の誕生日でした.うっかり忘れるところでした.八兵衛みたいですが.昨日,某H大学の先生に「何か下さい.ぼくのかばんにはまだ若干の余裕があるのですが」とこん平風に迫ってみたところ,なにもくれませんでした.そんなもんでしょう.もう28だし.30歳まで学生計画を予期せず実行していることになります.いいんでしょうか.いいんでしょうが.

来週は研究棟の引越しがあるのでその打合せ(自治委員会?)に出席したりしていると疲れてしまいました.5階にあるお茶部屋は廃止になってしまうらしいですし.「総合研究棟が農学部にあって離れているときにはともかく,ひとつの建物の中なのだからお茶部屋が二つもあるのはよくないのではないかという意見が出ているのですが…」とのことなんですが,こりゃ.だれが「意見を出した」のかはっきりせい.いかにも内生的に「出てきた」という日本語を使って主語を誤魔化すんじゃない.きみが廃止したいという至極結構な理想を掲げているからであろうが,と思っていたのですが,このての打合せは自分の意見が限界的に効果を持つことはほとんどないという極めて費用対効果に優れた行動を取った結果,お茶部屋は廃止になってしまいました.まあ4階のヒトには関係ないんですけどね.

大学院拡充という題目がどこかにかかっているらしく(たぶん文部科学省),定員は増えたのですが(合格者をそれほど増やさないという賢明なる判断をした大学もあるようですが),院生の場所も,院生の就職先もないというスバラシイ環境なので,お茶部屋なぞつぶして研究室にしちまえ,というのがぱっと見正しいだけに反対しづらいところです.お茶部屋で研究について話し合うことから何か生まれるのではないか,という発想はないんでしょうね.その実績がないという話もありますが.クダラナイ知識を披露する暇があったら自主的にセミナーでも開いて書いてる論文でも見せてみんかいこのスットコドッコイ,と思わないのでもないのですが,こっちもそんなに研究が進んでいるわけでもないので強く出られないところです.しまった.MCPFを見直すとしましょう.


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