ヘレンの日記
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今日でバリともお別れ。アノムさんの出張の時間と一緒に 空港に送ってもらう。何度も通った道路、愛しい椰子の木、 そして何よりお世話になったみんなとの別れが辛い。 車の中で、「次に来る時も家に泊まると良い」 そんなありがたいことを言ってくれる。本当に嬉しい。 「次に来るなら、ニュピ(バリのお正月)が良いな!」 そんな約束を交わす。帰りの飛行機の中でも私の頭の 中はバリのことで一杯。
ニュピとは、雨季の終わり、春の訪れを告げるお祭り。 地獄の神が悪霊の国を掃除する。だから悪霊がバリ島に 逃げてくる。だから島を浄化しよう! ←面白いよね。 ってことでニュピ前日に「大浄化奉納祭」がある。
男性は鶏頭に狂う。不浄な大地に血を流すことで土地が 回復するので、政府がこの日だけ鶏闘を許可する。 ↑ 実際は隠れて、しょっちゅうやってるんだけどね。 鶏闘は宗教的義務、賭け事の機会を提供するスポーツというか 楽しみ、翌日の食べ物を用意する手段として催される。
女性はお供えものの果物を頭に載せ、行列をなして海を歩く。 これは神々を海まで象徴的な水浴に連れて行くムリスの行列である。 なお供えものの果物は持ち帰り自分だちで食べる。果物の精は神へ 捧げ、果物は人間が頂くらしい。日本もそうなのかな??
聞けば聞くほど面白く奥深い。特に宗教観に魅了された。 インドのヒンドゥ教を、自分たちの形として取り入れ、それでいて 大昔からの自然や諸物に対するアニミズム信仰を崇拝してるバリ人。 どうやら彼らは太陽と水とを生命をもたらす豊穣の源として、火を 浄化作用のあるものとして崇拝している。 だから、あらゆる所に神がいる。そして日々、人々は祈っている。 縁があったら、また来たい!
さて明日はグアム! 何しようかな。。。。
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