ヘレンの日記
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主人が昨日、帰国し一人旅となってしまった。 いつも海外に行く時、1人だったし平気! そう思ってたはずなのに、正直、淋しい。
そんな私の気持ちを一掃してくれたのがアノムさん。 今日、私が待ち合わせをしてる男性。
日本を出る間際に私は、 「ボランティア インドネシア 教育」 って入力してヤフーで検索をかけてみた。
そこで見つけた団体にメールを送ったら、 アノムさんを紹介してもらえた。 「この人を頼っていけば、きっとよくしてもらえる」 その言葉を信じ、おととい電話をかけ、今日 待ち合わせすることとなった。
待ち合わせより1時間半早いはずなのに、部屋を ノックする音がする。あれっ?
外に出ると初対面のアノムさんと奥さんが立っている。 「約束の時間に授業があるので、時間を変えて欲しい」 そのために寄ってくれた。
そこで12時頃にまた来るという言葉を残し勤務先の 大学に出かけていった。(彼は国立大学の教授だった)
そして12時をチョット過ぎた頃、彼が再び訪れる。 先ほど話して信じても良い人と直感した私は、 彼の車に乗る。そしてお昼を食べながら話をする。
まずはお互いの自己紹介から始まる。 自分は日本の中学校で英語を教えていること。 過去にNPO主催のある団体を通して、 トルコやタイの子供たちと交流したり英語を 教えた経験があること。
可能なら小学校に訪問し交流できたら嬉しい。 そのため日本文化グッズを用意してきてる。 ただ私はインドネシア語は、現時点ではあまり 話せない。どうでしょうか?
そう伝えると彼は、即答で「分かりましたと OKを出してくれました」 実は、もう1つ別の団体に声をかけた時には かなり苦労し、嫌な思いをしてただけに 拍子ぬけだったかも。
彼の娘さんが去年まで通ってた小学校に行ける ことになりました! 驚くべきことに奥さんは 去年、その学校のPTA会長だったんです!
学校はお盆明けからスタートということで 行ける日を決める。訪問ならいつでもOKだけど もし授業をしたいなら、先生と打ち合わせる必要がある。 そんなことも丁寧に教えてくれる。
しかも、その学校のそばに泊まりたいんですが どこが良いでしょうか? と自分の持ってるガイドブックを持ち出すと 「私の通勤中の通り道だし送迎しますよ。 家に泊まって下さい。」とまで。
結局、送り盆の日の前日から約1週間も無料で ホームスティさせてもらえることになった。
こんなに良くしてくれる人が世の中にいるなんて! 後光が指して見えた。
今まで随分、日本人観光客ということで、 もの売りにたかられたり、いろいろしてきたが インドネシア人の優しさに触れた気がした。
そして少しずつ、バリ島が好きになってくる自分に 気づいた。今日から一週間は、田舎町、サヌールに 泊まることにした。
ホームスティ式のホテルで一泊約650円、朝食込み。 雰囲気も良い。今、新たな旅が始まろうとしている。
部屋に戻り、今日起こった嬉しさを噛み締め、 明日からの予定を立て始める。
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