ヘレンの日記
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2004年08月13日(金) 主人、帰途につく。

6泊7日って本当に短い。
彼自身、「今日帰国なんだ。ヤダナ」と
バリ島の魅惑に後ろ髪を引かれるような
気持ちで朝を迎える。

今日しかないのだ。
バリ経験者から「ウブドが良いよ」と聞いていた。
芸術の村、ウブド。やはり彼にも見てもらいたい。
そこで籠や石の彫刻の製作所を見た後、アルマ美術館
に寄り、昼食を食べ、ライステラスを見ることに決定!

ウブドは、大通りは観光客で溢れているが一歩、裏通り
に入ると人々の生活が垣間見える。観光地でありながら
人々の生活臭が残る。そんな村である。

正直言って、一日は短すぎた。
ただ通っただけではウブドの良さは分からなかった。
(何度も通う内に、ジワジワと分かってきたんだ)

けどウブドに流れるゆったりとした空間は確かに居心地
が良かった。ウブドにはバリ島のアーティストがたくさん
いる。美術館など行かなくても、画家の絵をショップで
たくさん見ることもできた。

今夜、主人は帰国なので、ツアーを早めに切り上げ、
スーパーマーケットに土産を買いに行く。
「バリコーヒー」「マカデミアンチョコ」「アロマキャンドル」
を、やったらとたくさん買い込んで終了。

夕飯は「クタの屋台」に行く。知らずに入ったそのお店。
軟派の名所だったの! 次から次へと日本人女の子達が
ジゴロにお持込されてる。その会話、聞くに堪えがたい。
なぜ日本人ばかりがひっかかる? 

気を取り直し、食事を味わい店を出る。
最後は、やはりこれまでお世話になったレザーショップ
「クイーン」の店員、彼の友人の所に挨拶に行く。

私は彼の滞在中に、どうしても友達を作りたかった。
「言葉や文化の壁を越え異国の人と仲良くできる経験こそ
旅の醍醐味」と彼に体感して欲しかったから。

そんな私の気持ちは、彼に届いたようである。
帰国してまず、彼が発した言葉は・・・
「お帰り。ちゃんとクイーンにも寄ってきたんか?」
だった。この日記を書いている今も「早く、写真やいて
送ったろう。手紙、俺、英語で書けんから書きや」
という声が聞こえてくる。

現地の皆に良くしてもらい彼の旅は、幕を下ろした。




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