ヘレンの日記
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| 2004年08月12日(木) |
絶景、キンタマ−ニ高原 |
主人のリクエストで、キンタマーニ高原に行く! 私には、まだ2週間という時間が残されてるが 彼は仕事の休暇上、明日、帰国する。 当然、行きたい所は、彼優先。
あいにくの曇り空。仕方ない。天気には勝てないもの。 ガイドのステナさんの案内で、今日は北に向かって 進んでいく。結構、遠いらしい。
あまり期待してなかったが、道中、寄った ゴアガジャ(象の穴)とティルタ・エンプル が、思いもよらず良かった! 正直言うと、私はキンタマーニ高原より こっちの方が気に入った。
特にティルタ・エンプルは「聖なる水のある寺」。 目に飛び込んできたシーンは、インドのガンガー。 やっぱりここはインドネシア(インドの島)である。 バリヒンドゥ教徒が、服をの上から沐浴している。
ずっと昔からインドのガンガーに行き、沐浴や 火葬場を見るのが夢だった私に突然、舞い降りた幸運。 一瞬声が出ないほど驚き、やっと言葉を発する。 「スゴイ。ここで、こういう景色を見れるとは 正直、思ってなかった。」 文化面や歴史はちゃんと本を読んだけど、 観光名所については、私は何も読んでなかった。 それが吉と出たようである。 本当に感動した!
もうこの時点で今日の観光に満足してしまった。
ってことでチョットはしょるけど、キンタマーニ高原に到着。 眼下に見える景色を眺めながら、ゆっくり食事をする。 個人的にはそこから見える景色の中でも、特に 「トルニャン村」に興味を持った。
バリで唯一、「風葬」する村、トルニャン。 どんな所だろう? 行って見たい。 そんな気持ちになる。
しかし、これは叶うことはなかった。 その後、地元の人に聞いても、行ったことのある人は 数十人に1人。行きたいと思う人は、まずいない。 ガイドが一番嫌がる村、トルニャン。
閉鎖的な彼らは、火葬の習慣を受け入れることはなかった。 ゆえに今でも昔のバリの様子をとどめている。 けど、村に来る観光客から取る金が唯一の現金収入。 行ったら最後、場合によっては暴行さえ加えられる ってことであきらめました。
死体を風化させるために、入れる芳醇な木。 不気味な「シャレコウベ」に、その雰囲気を味わいたかった けど、結婚し仕事も始めた今、私が無事に帰れないことは もはや1人の問題では済まないので。
いつかもう少し、彼らが変わったら訪れてみたい。 そんな希望を残して。
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