些細なことを話したかった。ちょっとした相談もしたかった。でも、扉をノックすることすら許してもらえず、門前払いも良いところで。 100歩譲って疲れているせいだとしても、あんまりな仕打だと、気付かないんだろう。友達に相談することでもないのに。いたたまれず頼ってしまったけれど。深夜の長電話でなにもかもを打ち明けるほどあたしは潔くない。いつか仮面を剥がされる日が来るんだろうか。