たまに××したり。
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2004年02月21日(土) はじめてのおるすばん。

親戚で不幸があり、おばばが急きょお葬式に行くことになった。しかもちょっとそこまでではなく、静岡のほうまで行かなければならないのだ。
ところが、である。そんな今日に限って、夫もあたしも仕事で、家には子ども達二人が残されることになった。
おばばは早朝から出かけ、夫も朝早く出かけ、あたしも10時過ぎには出かけ、早くても7時を過ぎなければ大人は誰も帰ってこない。
9時間も10歳と6歳の子ども二人を置いて出かけるなんて、意外にも親バカで過保護のあたしにはもう耐えられないくらい心配で心配で。
仕事中も大丈夫かなあ、なんかおかしなことやらかしてないかなあ、、、とそればかり考えているような始末。
とは言っても、出掛けに

「洗濯物は3時を過ぎたらしまってね」

であるとか、

「お風呂掃除をしておいてね」

であるとか、

「お米は3合だから炊いておいてね」

と言うような、初めてのお留守番には似つかわしくない指令を与えていったのだが。
出かける前に昼ご飯を用意していこうか、と言うと

「自分で作るからいい」

と言う。
ご飯があるからおにぎりを作るし、ラーメンくらい作れるよ、と。
火の始末だけは気をつけて、カギも閉めて絶対どこかに出かけたりしないでね、と言い残し出かけた。
何はともあれ、休憩時間に携帯を見るとなにやらメールが来ている。

「ご飯てどうやって炊くの?」

・・・待て。
とりあえず、家に電話をし、お米をセットしたらあとは炊飯のスイッチを押すだけだよ、と教えると

「なあんだ、それだけ?」

それだけだよ。(-_-メ)
洗濯物はしまったか、と聞くと

「あんまり乾いてなかったからまだ干してある」

もう少ししたらしまっておいてね、じゃあ、お願いよ、と電話を切り、とりあえず、一安心する。

そんなこんなで仕事をし、終業時刻になり、大急ぎで着替え、家に電話すると、

「ご飯炊けたよ。あと、卵焼き焼いといた」

娘の唯一できる得意料理だ。
じゃあ、急いで買い物して帰ってご飯の支度するから待っててね、とこれまた大急ぎで買い物を済ませ、帰ってから支度するのだから簡単に済ませようとあれこれ考えて帰宅するとのんきに

「お帰り〜」

って夫がすでに帰ってるし。

「今から急いでご飯の支度するから」

というあたしに、

「もう食べたよ」

え?

「昨日のサケの残りがあったし、みそ汁も残ってたし、あーちゃんが作った卵焼きもあったし」

急いで帰って来たあたしの立場まるでなし。
あたしも娘の作った卵焼きと残り物でご飯を済ませ、くつろいだ。

「今日はいろいろありがとう。やればできるんじゃん?」

娘に言うと娘はにやにやしながら

「もういろいろ頼まないでね。疲れちゃった」

お母さんたちは毎日そゆことやってるんだよ。(笑)

何はともあれお疲れ様。

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うらら |あばら家足跡恋文

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