たまに××したり。
INDEXこれまで。それから。


2003年04月13日(日) のんびりとした休日。

久しぶりの日曜休み。のんびりと、それでも8時半には起き、洗濯をする。
のんびりと起きてきた家族の朝食を、のんびりと用意して、自分ものんびりと朝食をとる。

折りしも選挙の日。投票しに行かないと、と思いつつも、食糧の買出しに言ったり、幼稚園にもって行く雑巾を縫ったり、疲れがたまっているせいか、睡魔が襲ってきて、久しぶりに昼寝をした。

気がつくと夕方になっており、

「選挙行かないの〜?」

となんだか娘が小うるさいので、夕飯の支度の前に行くことにする。
投票所は娘が通っている小学校だから、娘は一輪車で行く、という。それを聞いた息子は、三輪車に乗っていく、という。
まあ、いいよ、のんびり行こう。親子4人で学校に向かう。
投票はなんだか、どれがどの人だかわからなくなるくらいたくさんの候補者の名前があって、投票用紙を前にしばし考え込む。こんなあたしが投じる1票なんてあんまり価値がないよなあ、と思いつつ。

投票を終え、校庭に出ると、子どもたちが池を見ている。
一緒になって覗き込むと、いる、いる、おたまじゃくしがいっぱいいる。

「へえ、懐かしいねー」

しばし、おたまじゃくしを見て、校庭の遊具で遊び始めた子どもたちに付き合う。
ウンテイやジャングルジム、子どもの頃には難なく遊んでいたものが、全くの他人のように、馴染めないものになっていた。

「子どもの頃は何段飛ばし、とかいってやってたよね」

夫と自分たちの子供時代の話をしながら、自分がいつのまにかずいぶんと年を取っていることに改めて気がつく。

そのうち、子ども達が一輪車と三輪車で競争をすると言い始めた。
いくら一輪車とは言え、娘のほうが早いに決まっているのだが、何度やっても勝てない息子は歯を食いしばって必死になってこいでいる。
数メートルハンデをつけても結局1度も勝てず、しまいには2人でぶつかってしまって大泣きし、悔し泣きだか、痛くて泣いているんだか分からない状態。

「さ、そろそろ帰って夕飯の支度しないと」

夕暮れの坂道をのんびりと下りながら家路についた。

きっと、こう言うなんでもない時間があたしには欠けているんだろう。
なんて事のない退屈なようなそんな時間は、その実、とても大事なものなのかもしれない。

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うらら |あばら家足跡恋文

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