たまに××したり。
INDEXこれまで。それから。


2003年03月21日(金) ネコではなく、ネズミに化ける。

ありがた迷惑、と言う言葉があるが、うちのおばばは時々まさにそれにぴったりの事をしてくれる。

もうずいぶん前のこと、老人会のお仲間からなにやら割引券だか優待券だかをもらってきた。
「家族4人分の券くれたのよ。タダなんだし、行ってきなさいよ」
と軽く言われて、チケットを見たら、日光江戸村の券である。
日光ねえ、、、ここからどれくらいかかるんだろう。入場料がタダだからと言って、そこに行くまでの交通費って言うのもあるわけで。一体いくらかかるんだろう。
とりあえず、みんなのお休みであたしが休みの時ってことで、今日がその日だったんで。
前日になって、大急ぎで行き方を調べ、それにかかる交通費を調べる。
日光って言うのは横浜からは遠いなあ。。。どうやって行くんだよ。東北自動車道?マジですか?高速代はいくらなの?えええッ!?片道だけで6000円もかかるの?

もうその時点であたしの頭はいっぱいいっぱい。
そうは言ってもいまさらお金がかかるからいくのやめようといったところで収まりがつかないのは分かっているので、いろんな所からお金をかき集め行くことにした。

折りしも今日って言うのは3連休の初日。しかもお彼岸だし。となれば、道路は大渋滞。しかも途中途中事故ってるし。
がんばって早起きして洗濯を済ませ、何とか8時には家を出たものの、遅々として進まない状況に、段々と疲れが。羽田を過ぎ、湾岸線を走り、浦安が見えたところで、
「日光はやめだ!ディズニーランドにしよう!」
急きょ、予定を変更し、一路ディズニーリゾートへ。
うららんの遠い過去からこの日記を読んで頂いてる方はご記憶かと思いますが、今から2年前の正月にディズニーランドに行き、帰宅後、夫が失業したことを知らされた、と言う実に縁起の悪い場所である。
それから今日まで、お金もなく時間もなく、まるで関係なく過ごしてきて、もう2度と行かなくてもいいな、とうららん的には思っていたのだけど、子ども達はやっぱり行ってみたかったのは言うまでもなく。
当初、にゃんマゲをどうしても見に行くのだ、と言い張っていた子ども達もディズニーランドに一歩足を踏み入れたらそんなことはすっかり忘れてしまったようだ。

相変わらず、すごい人の数だ。
駐車場から入口まで延々と人の波が続く。それでも以前よりすいてるような感じで、難なくパスポート券購入。
以前は乗り物券、みたいな感じで分かれていたチケットが、今は1日パスポート券、てことで、乗り放題になってるのにまず驚くあたりが時の流れを感じさせる。

とりあえず、手近な所からキャッスルカルーセルに乗る。
お次は空飛ぶダンボ。2年前に来たときには並ぶのがイヤだとダダをこねた息子も、今日はおとなしく列に並び、ここでもまた時の流れを感じる。
そして、同じく2年前、暗闇が怖いと大泣きしたシンデレラ城に、自ら挑戦すると息子が言い、行ってみると、長蛇の列。
それでは、と、ジャングルクルーズに挑戦。ワニだのゾウだの動物好きの息子にはたまらないシチュエーションで、動物が出てくるたびに写真を撮らされる。
すっかり楽しんだ後は軽く食事を、ということで、子ども達をベンチに座らせ、夫は食事を、あたしはチュロスを買いにはしる。食べるもの買うんだって一苦労。ぐるぐる回る行列に気が遠くなる。
腹ごしらえをした後はカリブの海賊。
真っ暗な中を進むのは息子にはまだムリだったようで、入ってすぐ、しくしくと泣き始める。
終わって明るい所に出てすぐ、
「もう2度とこんなのやんないからねッ!」
と捨て台詞。かっちょ悪い。

最後にトゥーンタウンで遊ぼうと行ってみたが、ものすごい人で身動きとれず。いまだにプーさんのハニーハントは3時間待ちて。
あきらめてお土産を買うことに。
これまたすごい人だかりで、どこに何があるのかすらよく分からない状態。
必死の思いで何とか選んでレジでもまた列に並び、すっかり疲れて7時には帰宅しました。

もし日光に行っていたら、まだ帰りつけていないかも。





それにしても、と思うのは、遠くはなれた国では戦争をしていると言うのに、なんて日本は平和な国なんだろう。
遊ぶために長蛇の列を作り、空腹でもないのに食べ物に群がる。なんだか少し、違和感を感じた。
それでも自分もその中の一員なんだけれども。

↑エンピツ投票ボタン。ないよりはあったほうが励みになります。何回押しても1日1票。
My追加

あたしのマイは非通知です。


INDEXこれまで。それから。

うらら |あばら家足跡恋文

My追加