たまに××したり。
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同じタイトルで3日間引っ張るなんて、しつこいですか? まあ、病院でのエピソードって言うのは印象深いものが多いよね、どうしても。
今回、最初に行った診療所。ここがえらく混んでいて、3時間も待たされた、と言うのは書きましたが、その3時間の間に、やっぱりいろいろある訳で。
9時から診察開始ってことで、9時ちょうどくらいに着くと、待合室はすでにいっぱいいっぱいな状態。たいていの場合そうなんだけど、小さい子どもにひとり分の座席を使わせるって言うのはあたし的には許されない感覚。すいている状態ならまだしも、混んでる時は基本的には座らないようにしている。もっと座らせてあげるべき人だっているだろうからね。 そうは言っても、今回は高熱でぐったりしている息子を抱えて立っていると言うのは結構しんどいので、何とかあいてる所を見つけて息子をひざの上に乗せ座る。
あとからあとから人がきて、あっという間に座るところがなくなってくる。 診察の順番がきて、上着を置いて席を確保していく人、なんていうのもいるんだけど、あれもあたし的には許せない感覚。立ってる人がいるんだから、座らせてあげればいいじゃん。
1時間が過ぎ、2時間が過ぎても、一向に待っている人の数は減らず。 中には自宅に電話して、別の病院に行こうかと、電話番号調べさせてる人もいる。 順番待ちの紙を見ては、後何人だろう、とチェックする人もちらほら。 「9時半頃来たのに、まだ呼ばれないのよね。だいたい、順番て言っても後から来た子どもとか間に人が入れられちゃうから全然順番が回ってこないのよ。全くまいっちゃうわ」 などと聞こえよがしに言われると、居たたまれない気持ちになる。 どこが悪いか知らないけども、それだけ元気に文句が言えるんだからいいじゃん。 高熱で苦しんでる子どもの前でよくそんなことを平然と言えるな。
することもないので、ぼんやりと人の話を聞いている。 隣に座った上品なご婦人が、 「私、ボランティアでも、と思っていますのよ」 などと話している。 途中、息子がトイレに行きたいと言うので、席をはずす。混んでるし、荷物もおかず、戻ってみたらやっぱり座るところはなくなっていた。 まあ、仕方ないな、と立ったまま息子を抱きかかえて待つことにした。座っている人たちが後ろめたそうにあたし達親子を見ている。 先ほどのボランティア志願のご婦人はしっかりと座っているのだが、私たち親子はまるっきり眼中にないようだ。 そう言うのを偽善、って言うんだよ。ボランティア活動、とか言う以前の問題じゃないの?暇つぶしで施設訪問して、ちょこっとボランティアもどきの活動をして、 「私は人の役に立っているんだわ」 と言う自己満足のためじゃん。 そんな中、自分が熱があると言うのに、席を譲ってくれた男性がいた。待ち時間が長くて、家に電話していた人だ。
そうこうするうちに息子の番がくる。診察室に向かうと、さっき文句たれてた人が、 「ほら、また間に入れられちゃった、これでまた遅くなるじゃない」 と来た。 おまえには優しさのかけらもないのか。具合が悪いから病院にきてるのは分かるが、自分より重篤な状態の人に順番を譲る、と言う気持ちはないのか。
なんだかいろんなことを考えた3時間だった。
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