たまに××したり。
INDEXこれまで。それから。


2002年10月05日(土) 無情。

本当の優しさとは一体どういったものでしょうね?
情に厚いとか、情にもろいとか、情に流されやすいのは人の常であり、むしろ、そのほうが人間味があるとして、人からは受けが良かったりします。

場にそぐわない人を排除するのは、通常の社会生活であれば、仲間はずれ、ということになるのでしょう。
けれど、それが仕事の場であったとしたら、人それぞれの適性や順応性、適合性が問われることになります。

個々の事情によって、休みが多くなりがちな人に、事情をくんで、来られる時だけくればよい、という考えもあるでしょう。
基本的な作業ができないからと言って、何とか割り当てる仕事があるから、それでよしとして、働きつづけてくれればよい、という考えもあるのでしょう。

でも、同じ場で働く側としてはとても困ります。
急に休むことが度重なれば、一緒にシフト組んでる人はたまりません。作業分担とて、当てにできないので、当然責任のある仕事は担当させられません。
それなりにできる作業があると言っても、同じ時給で、もっと責任のある仕事を任されている人から見たら、不公平感は否めません。

以前幼い子を抱えたシングルマザーの人がいましたが、彼女は子どもの病気が続いて、仕事を休みがちになり、作業に支障をきたすため、マネージャーに引導を渡されて、2ヶ月ほどでやめていきました。
生活がかかってる人をクビにするなんて、という風に捕らえる人もいるでしょう。
それでも、働くと言うことはそれなりの責任を伴うものです。幼い子がいるのは仕方ないとしても、やはりそれなりの対策をきちんとするのは働く上での最低限のルールだと思います。

そして、今回、バイトちゃんが辞めることになりました。
レジも打てない、基本的な商品整理もいまいち満足にできない、いつまでたっても売り場を覚えない、仕事一つ一つも、いちいち指示を受けないとできない、そして、指示されたことを正確にできない、という仕事振りに、高校生のバイト君たちからは年が上だという理由だけで、時給が高いのは許せない、と不満の対象になるし、同じ時給で働いていても、発注までこなしてるS野君は、当然面白くないと言う状況で、ついにマネージャーが契約更新の打ち切りを申し立てました。
できないなりにも努力してる姿勢があればよかったのでしょうが、残念ながら、それも見られなかったので、仕方ないことなのでしょう。

そう言うマネージャーを見てると、無情だなあ、と思わなくもないですが、大局を見たときに、彼のとった行動は正しいことだと思うし、そう言ういやな役割をきっちりと成し遂げられるって言うことがやはりすごい人だな、と思いました。

世の中は厳しいです。




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