たまに××したり。
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2002年07月29日(月) |
そういうふうにできている。 |
生後間もなくから、息子の枕はあたしの腕。利き腕である右腕に、首の部分を乗せ、朝までほとんどその状態。あたしは寝返りも許されない。許されているのは上を向くこと、右を向くこと。たまに左を向きたいと思っても、そーっとはずした腕に気が付くと火のついたように泣き喚かれるので、じっと我慢。 おかげで彼の後頭部は見事なまでにきれいな形。
思うようにできなかったり、体調がすぐれなかったり、眠くて仕方がなかったり、とにかく機嫌が悪いとき、両手ですっぽりと包むように抱き上げ、しっかりと体を合わせると、大抵の不機嫌はどこかに行ってしまう。両手を合わせた空間は、幼い子どもを包むのには最適な大きさ。
抱き上げた子どもをぴったり体に沿わせると、ちょうど頭が胸のあたりに来る。どんなに不安だったり、いらついていたとしても、そのぬくもりと心音で、やすらかな気持ちになる。 子どもを産む前は男のためだった胸だって、子どもを産んでしまえば、それは自分が哺乳動物だという証拠に他ならない。でかいとか小さいとか、そう言ったことはどれだけ我が子に食料としての役割を果たせるかって言うことに比べたら、何の意味もない。
あたしのマイは非通知です。
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