海の向うの友人たちよりクリスマスのメール。ポストにはカード。友人たちが送ってくれた写真には、毎日のようにそのほとりを歩いていた川の流れが写っている。高い尖塔を持つ教会がある。見慣れたバスが走っている。この街を私はよく知っている。そして夜、お世話になった家族と電話で話しながら、今さらのように確信した。今の自分の状態、これを「ホームシック」というのだろう。