日々雑感
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2004年12月20日(月) あのころ

昨日は大学時代のサークル仲間の忘年会だった。それぞれの外見だけでなく、集まったときの場の空気も全然変わらない。思ったことを思ったままに口にして、大笑いしていられる場所。自分にとっての宝だと思う。幸せな気持ちで何杯も飲んで、久しぶりに深く正しく酔っ払う。

帰り道の足どりが怪しかったらしく、「家に着いたら必ず連絡するように」と友人に念を押されて、わかったわかったと頷いていたのだが、家に戻り、コタツに入ったところで力尽きる。目が覚めると既に朝。留守番電話のランプが点滅し、携帯のほうにも何件もの着信履歴が。心配してくれていたのだろう。それがこちらときたら、電話の音にも気づかずに、気分よく、ぐっすりと眠っていたのだ。夢も見なかった。こんなに深く眠ったのはいつ以来かと思う。ほんとうにリラックスするためには、誰かの存在が必要なのかもしれない。そんなにストレスをためるほうではないけれども。

明けて今日、部屋の中で仕事。友人から借りた「モーターサイクル・ダイアリーズ」のサントラを聴いている。映画の中のいろんな場面が浮かんできて、今すぐにでもまた観に行きたくなる。若きエルネストの無鉄砲さ、何をどうすればよいのかわからないけれども、とにかく何かやらなければという気持ちだけは溢れている頃。使われている音楽が、サークルで自分たちが演奏していたものと似ていることもあり、昨日の余韻もあわせて、つい、大学構内外れにあるサークル棟に入り浸っていたときのことを思い出してしまう。少し恥ずかしいけれども、あえてその言葉を使うとしたら、あの人たちと共に過ごした日々が自分にとっての青春だったと思う。


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