日々雑感
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2004年12月12日(日) |
「モーターサイクル・ダイアリーズ」 |
恵比寿にて、映画「モーターサイクル・ダイアリーズ」見る。
のちの革命家チェ・ゲバラ、23歳のエルネストは、友人とふたり、「ポデローサ号」と名づけたおんぼろオートバイで南米大陸縦断の旅に出る。踊りが苦手で融通はきかない。納得のいかないものは、どうしても納得いかない。その「バカ正直」さゆえに、あっちこっちでぶつかるエルネストがとにかくいい。たぶんそばにいたら、旅の道連れであった友人アルベルトのように、ちょっと待て、と言いたくなるような言動ばかりだけれども(自分はどちらかというとアルベルトに近いと思う)、そんな眼差しにこそ見えてくるものがある。
少なくとも若いうちは、「ものわかりよく」なんてなるな。「わかる」というのは、もっと大変なことだ。泣きそうな思いをしながら、身体と心に刻みこんでゆくものだ。
南米の大草原の中、まっすぐに風を受けて走るふたりの姿がいい。こんなに美しい青春映画はないと思う。最高でした。音楽もよかった。あと10回でも観たい。そして、旅に出たくなった。
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