日々雑感
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2003年02月01日(土) 「SUPER 8」

下高井戸にて映画「SUPER 8」観る。「アンダーグラウンド」の監督であるエミール・クストリッツァ属するバルカン・バンド、「ノー・スモーキング・オーケストラ」を追ったロード・ムービー。

「バルカン諸国を発祥とし2/4拍子に濃縮された、レゲエ以後に生まれた最も重要な音楽」と彼らが言う「Unza Unza(ウンザ・ウンザ)」のリズムにのって、楽器を持った男たちが、笑い、踊り、ケンカし、ヨーロッパ中を駆け抜ける。その勢いにこちらも巻き込まれ、呑み込まれて、怒涛のような1時間半。

ジャズ、スカ、パンク、クラシック、そしてジプシー音楽、あらゆるものを受け入れた音楽のエネルギー。「枠組なんていったい何だ!」という気持ちになる。最後の場面、サラエボ市街を流れる川の上、空爆によって壊された橋の下を、小舟に乗ってアコーディオン弾きのメンバーが行く。なぜ彼は楽器を弾くのか。「人生は美しいと思い込むために」。

帰りの電車。駅からの夜道。「ウンザ・ウンザ」のリズムがまわる。


「SUPER 8」公式ページ


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