日々雑感
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2002年04月05日(金) 青い石、春の星座

昨日につづいて今日も山歩き。渓流をはさむようにして切り立った両側の斜面は、カタクリとイチリンソウとで紫と白のまだら模様になっている。積もった落ち葉の間からはギョウジャニンニクやアイコなどの山菜も顔を出す。

地面をよく見ると、めのうのように鈍く光る青い石がある。探してみると、あちこちに隠れている。小さいものを拾ってポケットに入れる。

家に帰り、青石を取り出す。水で洗うと青みが増してきれいなのだが、山の中で見たときとどこか違う。浜辺で拾った貝がらを家に戻ってから眺めると不思議に色あせて見える、あのときの感覚と同じだ。その場所から離すことによって、何が失われるのだろう。

夜、外に出ると、天頂にクエスチョンマークを裏返した形が見える。しし座だ。夜空もいつの間にか春の星座の季節。



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