日々雑感
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| 2002年03月30日(土) |
いろんなものを捨ててきた |
夕方から友人の家へ。友人は試合観戦のために上京するほどの熱烈な巨人ファンである。今日は開幕戦、何としてもテレビを観なければいけないということで、もう一人の友人といっしょに観戦に便乗。自分自身は特にどこが贔屓ということもないけれど、今年は何となく阪神を応援している。
はじめのうちこそ真面目に試合を観ていたが、友人が大きな「開かずのダンボール箱」を持ってきて中身を調べ始めると、そちらに夢中になる。小学校の卒業式のしおり、中学校時代の寄せ書き、高校生の頃の日記など、いろんな物が次から次へと出てくる。修学旅行のときにもらったパンフレットやチケット、部屋割りのしおりまで取ってあって、どれも皆なつかしい。自分はどうかというと、もうほとんど残っていないはずだ。同じだけのものを手にしてきたはずなのに、いったいどこへやってしまったのか。いろんなものを捨てたり、忘れたりしてきたのだ。
試合は阪神が勝利。ちゃんと気合入れて応援しなかったのがまずかったと、友人は悔しがる。シーズンは始まったばかり。最終戦の頃にはみんなどうしているだろうと、ふと考える。その頃までに、いったい何を捨てているだろう。そして、何かを得てはいるのだろうか。
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