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■ 感じた事
昨日と今日
本当にいろんな事を思った。
昨日は朝から料理教室だった
彼の為に始めた料理教室
すごくだるくて辞めようかと思ったけど
少しでも動いていないと余計に辛くて
重い腰を上げて向かった。
今日の献立は。。。。
彼の好きな「豚汁」
講習の時はとにかく忙しくて
少し忘れていられたけど
出来たものを写真に取る人を見ていると
私もこの写真を彼に送ってやろう
とまた思い出して胸を痛める
講習が終わったら、前回講習が終わってから
彼と待ち合わせをした事を思い出し
また胸を痛める
その後は、犬をもらいに行くと言う
父親と待ち合わせをして
持ち主の家に向かう
向かう途中に彼と何度も車で通った道を
思い出してはまた胸を痛める
犬は無邪気に奔放に私にまとわりついて
とても可愛かったので1匹ひきとって帰る。
帰り際に、その子犬の両親が
その子に訴えかけるように吠えていたのを見て
胸が痛かった。
それは、引き裂いてごめんなさい
というまた違う種類のものだけど。
その後、帰ってから母親と出かける。
SMAPのコンサート。
とにかくすばらしいショーで楽しかったけど
歌う歌詞がどれも恋愛がらみで
辛いものもあった。
「オレンジ」
という曲。
機会があれば聞いて欲しい。
また胸が痛んだ。
コンサートの話は、また元気になったら
詳しくしようと思う。
帰ってから彼に
豚汁はもうたべさせてあげられないね
SMAPは楽しかったよ
新しく犬が来たよって写真をつけて
メールを送ってみたけど
なんの返事もない
また自分で傷口を広げてしまった気がする
傷口がずくずくで
少しも乾きません
次の日
大学時代にお世話になった先生の
オペラを見に行く
ヘンデルの"Alcina"
あらすじをちゃんと読んでいかなかったけど
私が遅れて到着した時
魔女アルチーナのアリアが歌われていた
私の事を嫌いにならないで
そんな歌詞が私の気持ちとシンクロしてて
もう気がついたら泣いていた
だいたいの話は
恋人同士だった2人がいて
彼がある日海に出たまま戻ってこない
彼女はそんな彼を探しに孤島へ行ってみると
そこには魔女が住んでいて
男性を誘惑しては動物に変身させてしまっていた
彼もそこで魔法をかけられて
快楽によって骨抜きにされてしまっていた
そんな彼を見つけた彼女は
一生懸命彼に訴えかけ、彼のかつてよき理解者
であり指導者であった人からの助言によって
彼は正気に戻る
それを聞いた魔女はいろんなあがきをするけれど
結局は最後に破れ、魔法が解けて
男性達も元にもどる
というようなお話
これだけ見てみるとなんだかよくありそうな話
と思うけれど、曲を聞いて、歌詞に耳を澄ませていると
それだけではない、と思えてくる。
このお話は
魔女をただの悪者として扱ってはいない
魔女だから、実際に人の気持ちまで
コントロールしたり、動物に変えてしまったり
そんな事が出来てしまうんだけど
本当は、それゆえにもの凄く孤独で
愛に飢えている女性の姿なんだと思う。
怒りだとか寂しさ、やるせなさがそうさせてしまう。
そういう気持ちって誰にでもあるんじゃないかと
私は思う。
自分の事だけ見て欲しくて
でもその方法がわからなくて
彼の事を縛り付けてしまう
でもそれは自分でも駄目な事だ
こんな事を続けていたら彼に嫌われてしまう
と、わかっているのにどうしようもなくて
さらにお互いに傷つけあってしまう
なんて深いオペラなんだろうと思った
とても古いオペラなんだけど
やっぱり人間の気持ちって変わらないんだね
こんな時ってすごく神経が敏感になってるからか
いろんな事にいろんな感情を覚えるんだね
2005年09月11日(日)
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