2004年12月27日(月)/省かれるのは無念だが良い仕事。 |
せっかくなので、その他、私が今年観た映画へのコメントを記してみます。
● ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還 冒頭から、さわやかな新緑の中でデアゴルとスメアゴルが陰惨な指輪の奪い合いをしていたのでどうしてしまったのかと思いました。というか、一瞬映画を間違えたかと思いました。やむをえないこととは思うのですが、原作のあれやこれが激しく省かれていたり、ゴンドール執政家の人たちの扱いがかなりぞんざいだったのは残念でした。 この作品に関しては、第1作目から、役者さんもスタッフの人も登場人物も、数年がかりで頑張り続け、ついに完結を見ることができたという事実に素直に感動します。想像上の別世界を別世界なりのリアリティをもって徹底的に映像化した製作側の心意気に頭が下がります。本当にお見事でした。PJはよくやった。 そして、原作どおりにサムがMVPだったのは素晴らしい。自分的にはサムMVPさえ押さえて下さればとりあえず満足です。 いろいろと省かれていた部分、特に最後の重要な所は、SEEで補完されるのでしょうか。
● ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 おお、ハリーが青年になって行く…! 本当にいろいろなものが割愛されており、原作未読の人に果たして理解できるかどうか心配になってしまいます。あれもこれもそれも省かれているよ。しかし、ホグワーツ生徒たちはあまりに成長著しく、しかも全校に渡ってそのようであるというのは極めて壮観な事態であり、自分が現在まさしくそれを目の当たりにしているという高揚感の前には、それ以外のもろもろは全て吹っ飛ばされてしまうので問題ありません。たぶん。 とにかく皆が育っていたのが本当にびっくりした。パンジー・パーキンソンと思しき女子がかなりかわいかったのにも驚いた。あと、ハーマイオニーの鉄拳制裁は本作中屈指の格好良さだと思います。好漢なり。
後半に続きます。
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