2003年05月14日(水)/暴君大迷走 〜善と悪の狭間〜 前編/真・三國無双3 |
今回の仲穎クン(字/読み:チュウエイ)(アイドル風に)(ものすごい違和感)が相当なかわいこちゃんだったことに対し、私は基本的には大変満足しているのですが、エンディングを4種コンプリートするにあたり、実はそう気楽に愛でてもいられない事態が勃発していたりもしたので、ここにその経緯を記します。記したところで。
無双3では、スタッフロールでEDが流れる(これが4種類ある)前に各勢力ごとに城に凱旋するムービーがあるのですが、このムービーのあらすじは固定されており、場面場面で、各勢力ごとに登場人物が入れ替えられるという作りになっています。表面上どうという事はないのですが、そのムービーに少々問題がありましてどうにも…。まずは大まかな筋をご覧下さい。
「天下を統一し、本拠地に凱旋する各勢力一行。乱世を平定した英雄たちに感謝の意をあらわし手を振る民の姿も見える。自らの手でもたらした安寧を味わうかのように静かに馬を進める君主。それらの隊列に明るい陽光が降り注ぎ、それはあたかも新たな時代の幕開けを祝福するかのようにも見えるのであった…。」
というのを、劉備や曹操や孫堅でやるのはともかく、董卓までも平等に当て嵌められているのはどうなのか。実のところ、董卓伝をクリアする前に、魏呉蜀三国のシナリオはとりあえず一周ずつすませてあり、上記凱旋ムービーを見て、素直な心でああ平和になって良かったなあとか思っていたのです。しかしそれでは董卓伝ならばどのように血なまぐさい結末を迎えてしまうのか、そしてどんな阿鼻叫喚な場面が展開されてしまうのかと、それはもう猛烈にわくわくしながら一周回ってみたら、これまでの凶状がまるで悪い夢であったかのように、いい人風な顔をして手のひらを太陽にかざしていたので、おおいに衝撃を受けました。
他にも、ゲーム本編では、邂逅するなり「死刑じゃ」とか彼らしい魅惑の発言をなさったりして心ときめかされる一方で、捕虜の命を助けてやって心酔されるなどという、暴君としてのアイデンティティを問われるようなありえないイベントがあったりしてますます不安を助長。そんな…そんなはずない…そんないい子だったなんて…!
風雲急を告げつつも次回に続きます。
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