過失軽薄日記
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管理人は現在杭州にいますが、どこにいようとうすらオタク気味です。 2008年頭に帰国予定。大陸に至った経緯は2006年3月22日あたりをご覧ください。

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2002年10月24日(木)/職場がワンダーランド。

職場で大々的な引越しが行われたため、荷物を詰めたり、用途の分からぬコード類が果たしてゴミであるか否か考えたり、なんだか手持ち無沙汰でウロウロしたり、ぼんやりしたり、発掘されたジャンクの中から宝を物色したりと、肉体労働にいそしんでいました。私は、これまで小さな事務所でひっそり仕事や悪さをしていましたが、今度の仕事場はでかい工場です。ようやく落ち着いて、悪さをする隙が見つけられるようになってきたので、こうしてひっそり日記をしたためることもできるようになりました。ひっそりしているのは変わりない。

ところで、工場は、とても暑いところです。
工場の人は皆、薄手のシャツとか、半袖のTシャツで作業しています。常夏ですか。他の工場へ行ったことがないのでよくわからないのですが、工場というのはみなこんなに暑いものなのでしょうか。
そして、守衛さんに挨拶されたり、軋んだ音をたてる重い鉄の扉を開閉したり、何やらよくわからぬ薄暗がりにモニタばかりが置いてあったり、用途不明な狭い通路のようなものがあり、その向こうの扉の奥に、巨大な得体の知れぬ機械のようなものがいくつも垣間見えたり、壁の上方にいきなり扉がついていて、その扉まではしごが備え付けられていたり、至る所に、「足元に注意」とか「開放厳禁」、「ポケットに手を入れて歩行しない」などと張り紙や掲示がされていたり、ただ「注意」とだけ張り紙がしてあり、何に注意すればいいのかサッパリであったり、窓の桟に大量に鳩がとまっていたり、夏冬の例の即売会でよく見かける台車をそれなりの理由で利用していたりと、工場ならではと思われる珍しい光景が沢山見られます。

そんなわけで、なかなか愉快な工場ライフを満喫しつつありますが、どうにも広々と、しかも雑然と入り組んでいるため、一日に必ず一度は誤った方向に進んでしまい、見慣れぬ場所に出てしまうので、とりあえず工場内の地理を把握したいと思います。

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ヤケパチ |電信家頁

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