過失軽薄日記
一覧

管理人は現在杭州にいますが、どこにいようとうすらオタク気味です。 2008年頭に帰国予定。大陸に至った経緯は2006年3月22日あたりをご覧ください。

文中でリンクされている箇所は別窓で開きます。

---------------------------------------------------------------
2002年01月19日(土)/危険な胸毛、安心なちょんまげ。

「ひげ税」のピョートル大帝は、ロシアの西欧化を進める一環として、ひげを生やすことを禁じたというが、何故ひげが西欧化の妨げになるなどという結論に達してしまったのだろうか。どう考えてもひげは関係ない。側近の人々は誰も突っ込まなかったのか。いろいろと愉快な問題帝王だったようだが、それでもロシアの西欧化を進める上で重要な役割を果たしたというように、世界史の教科書には書いてある。はっちゃけ帝王とは一言も書かれていないが。それこそが面白い点なのに。
それにしても、ザンギエフが、ピョートル大帝の時代の人でなくて良かったとつくづく思う。ひげのないザンギエフなど到底ありえない。それに、彼の場合、胸毛も豊かなので、下手にピョートルの目に付いてしまうと、「胸毛税」施行の隙を与えてしまいかねない。そしてそれを誰も突っ込まない。
さて、政治の中枢にある人が西欧を視察して、その進みっぷりに驚き、自国の状況を顧みて危機感を覚え、焦って西欧化を進めたというのは、日本も似たような感じだといえるだろうか。
日本の場合は、ちょんまげをやめてザンギリ頭にするのがオシャレ、ぐらいに留まっており、あくまでもちょんまげを貫こうとする者に「ちょんまげ税」などが課されることがなかったのは、国民にとってたいへんな僥倖だったと言えよう。

---------------------------------------------------------------

ヤケパチ |電信家頁

My追加