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もくじむかしつぎ
2001年12月31日(月) Joan of Arc観て落ち込んでます

 別に内容に落ち込んでるわけじゃねえです。
 どうもちはです。大掃除で疲れています。こいつを5分で書いたら風呂入って寝ます。明日も大掃除。おわんねーよぉぉぉぉ。
 妊婦は体が重い。今日はほとんど立ってたし。腰いてー。でも観ちゃった。映画。つーかレンタル屋に返さなくちゃやばいから急いで観たってのが本当の理由ですけど。

 じょあん・おぶ・あーく、とは読んじゃいけないのよね。
 ジャンヌ・ダルク。
 歴史上大変有名なフランス人の女性。

 りゅっく・べっそん監督の作品は好き。そんで、みら・じょぼぶぃっちも好き。ぶぃっちとか書くなあたし。彼女はかぁいい。あの困った表情がとてもかぁいい。眉毛がへろっとなって、不安げに震えるところが。
 それでいて、あの激しさ。たまんねぇ。ふぉろー・みぃぃぃ!!!!

 今回は眠たいので作品の内容についての感想は割愛します。
 つーかするなっつの。普通はここで感想を書くだろう。
 うんでもそんな気分じゃないの。
 しばらく私の中に残る作品であることは間違いないのですが。
 先日のRONINと違って。(yes, こっちの方が私的に残る作品)

 ええと。
 今日は全然関係ないところで落ち込んでいます。
 ああ、あの時代の田舎少女よ。あの時代の教会よ。あの時代の空気、色、城内の暗さと纏う服の艶やかさと甲冑の輝き。
 私を打ちのめす。
 ああ、私ったら、何にもわかっちゃいないんだわ。
 なのに、あーいう時代の小説を書いてる……らしい。げーん。

 本物を知らずに書いてる。勉強とか全然してない所為。私はリアルを目指しているんじゃなかったか?
 目指してるだけで、全然だわね。
 オリーブさんたちに、あの匂いを感じられないもの。自分で。
 文章に、あの空の青さと草の緑の匂いを感じられないのよ。

 あまりにも、鮮やかだったからさ。
 そして、私の苦手とする戦闘シーンも。苦手なのは、つまりは知らないからなのよ。同じように苦手な、貴族・王族の描写。
 でも、結局は平民でも同じなのねー。教会とかもちろん宗教に関してはまるっきりだものー。

 ああああああー。(落ち込み)

 今からどーしようもないねええええ。どうにかなると思う?
 私は今、冬で色彩のないとある村でのエピソードを描いているのだけどさ。本当に色彩がないわけではないし。冬枯れの木の描写だって、うまい方法があるわけでさ。
 私の文章を読んで、その光景が浮かぶと思う?

 足りないわ。足りないわ足りないわ。
 私には描写力がまだまだ全然足りていない。

 来年頑張ります。

 ……あっさり決意表明して終わろう……キリがないよぅ。

 ええと。
 常識なくて自信もなくて、全てに要領が悪いスーパー箱入り娘とのやりとりで、疲れています。ああっもうっ。
 困ったことに、彼女には悪気がありません。彼女は一所懸命なのです。それが見えるから、疲れるのです。頑張ってるのがわかっちゃうから、冷たく捨て置くことができないでいるのです。
 私は決して面倒見の良い性格の人間ではありません。悩み事をぐちぐち垂れられるのは好きじゃありません。そういう悩みを垂れる人に限って、解決を願って垂れるのではなく、ただ垂れることで憂さを晴らしている場合が多いからです。私はそういうのはどうも鬱陶しく、すぱっと解決方法を冷たく言い切ったりして、相手の口を閉ざしてしまうのがうまかったりします。嫌な奴。クールともいう。
 で、その彼女。ぐちを垂れられてます。でも、彼女の場合、解決したくて垂れています。だから私も解決方法を言ってやってます。我ながら口が上手いなと思うこともよくあります。PHP出版の本のタイトルになりそうなことばっかり言ってる気になったりもします。
 でも、彼女はなかなか腰が上がらない人です。慎重なだけではないです。いろいろ考えすぎて空回りして、結局腰の上げ方がわかんなくなっちゃったりするのです。ああもう余計なことまでしてー! そんなことしなくったって考えなくったっていいのにー! もっと楽に上手くやる方法がこんなにあるのに、どーしてそーなっちゃうのよもー!
 ……疲れます。正直。
 でも、彼女は頑張ろうとしてるんです。それが痛いくらいなのです。だからこっちも、迷惑を被っても腹が立っても、それを素直に伝えることでできるだけ真摯に対応しようと思っています。
 そのまま捨て置いたら、私は彼女の回りにいる他のたくさんの人間と同じになってしまうのです。

 大抵の人間は、相手が自分にとって価値がないと判断したとき、適当に扱ったり少し距離を置いたり、というようなことをとても簡単にします。無意識にやってたりします。
 彼女は、周りの人にそういう扱いをすぐに受けるタイプです。彼女が一所懸命になればなるだけ、全ては空回りし、ますます距離を置かれたりします。そして、彼女はそういうのを敏感に感じ取り、感じ取りすぎて余計な気を回しちゃったりもします。

 彼女は物覚えがとてもわりぃです。直接一緒の仕事をしたことはないですが、あまりしたいタイプではないです。彼女に向いているのはどんなのだろう。考えるのもちょっと嫌です。難しいので。
 そんで、彼女のいる職場は、あまり人の育つ環境ではありません。育ててやろう!という熱意のある上司もいません。世間知らずがそこに投げ出されたら、とりあえず言われたことをやってりゃとりあえず済むので、それで終わりになりがちです。世間知らずのままなのです。何年も社会人やってても、世間知らずのままになるのです。

 ついでに、彼女の両親は教師です。
 私の偏見です。教師の子供はロクな奴がいねえ。
 ええ、私は教師の子供なんざ数知りません。つーか、彼女しか知らないようなものです。
 でも、偏見を持ってしまいました。
 彼女の親が多分嫌いなのです。彼女の育て方が嫌いです。間違ったことを教えています。

 なんでお前らが「男ってもんはこうだ」なんてことが言えるんだよ?
 それでも他人を教える立場にいる人間か?

 彼女がそろそろ三十路も近いというのに、ロクに彼氏もできず、仕事もいい役職ももらえず、会社と家の往復のような生活で、本人曰く「パラサイトシングル」と思っちゃってるような女の子になってしまった最大の理由は、彼女の両親によるものだと私は断言します。
 家族の影響はでかいのです。

 あんまり、母と娘が仲良しすぎるのも良くないですね。
 友達みたいな母娘というのは、どうも。
 いや、もちろん、私の思う良い関係の仲良し母娘もいるのですけど。

 なんだかなぁ。なんかあって、小さいことでも何でも、すぐ母親に相談するような娘ってなぁ。そんで、そのとき母親が知ったような顔で知ったようなことを言うんだよ。それってすごく嫌だなぁ。
 親だからってさ。ただ長年生きてるだけでさ。人生の先輩かもしれないけど、娘の見てきた世間と、あんたの見てきた世間は違うんだよ。確実に。

 ありがたいことに、私は母親から、「○○ってーのはこういうもんだよ」というような諭され方をされたことは、記憶している中では特にありません。まぁ、母親の専門職である医学知識について等は、諭されたーと感じなかっただけかもしれませんが。
 人生についてあーだこーだ言われたことがないというのは、ありがたいことであるような気がします。

 だってさ。
 彼女の両親は、教師だよ? ダイガク出て教師になって、つまりはカイシャヅトメしてないわけじゃん? シャカイジンったって、学校の中と会社の中は全然違うはずだよ?
 そんでなんで偉そうに彼女の会社内のことで諭すことができるんだよ?

 気の弱っている娘は、物を教える職業に就いている親からの言葉に間違いはないと思います。そりゃそうです。小さい頃からそうだったんだから。だって親御さんは先生と呼ばれる人間なんだから。
 間違いがあるはずないんだよね。

 糞。



 そういうのもあったりして、余計に私は彼女を突っぱねることができません。でも相変わらず世間知らず。常識ねえです。人に物を頼む態度ができていません。
 私は妊婦だよ。ああ妊婦だ。そして主婦だ。しかも2歳児もいる。
 そんな私に、とある頼み事を。

 頼み方がね。もーちょっとね。なんとか違ってたらね。考えたわよ。でも私、最初にその文章読んだとき、腹が立った。なんで簡単にそー言えるのあんたは?って。相手の状況、考えろって。もちょっと遠慮深げに言えって。
 それを可能にするために、普通どんなことをされると思うか? 私がそのために用意するものは何だ? 全部考えてから頼め。それが簡単にできそうだと思ったら、私に肉体的・精神的な負担がそれほどないと判断したら簡単に頼め。でなけりゃ、丁重にお願いしやがれっての!
 下手すると、「続・こんな客は二度とくるな」を書いちゃうぞぁぁ!!!

 私が(そうだ私が)遠慮したような書き方をしたら、一挙に引いてきた。
 そうされると、なんだかまた腹が立つ。
 勝手に落ち込まれると、こっちが困る。
 私が言った理由とか考えてから落ち込めっつの。
 勝手に判断して、勝手に落ち込まれても。私が悪者になってしまう。後味悪い。

 以前、深夜2時に電話をかけてきた人。
 出なかった。(起きたけど怖くて出られんかった。後で誰かわかって、腹が立った)
 常識ないよって、メールで言った。きっと私がこう言わないと、彼女は学習しないから。
 彼女の言い分によると、わかんなくなっちゃって困っちゃって、電話で質問しようって思って電話して、後から時間がこんなんだって気づいて、切ったんだってさ。
 ……2コールとかなら許す。そうでもなかったぞ。

 後から時間に気づくな。かける前に時計を見ろ。普通寝てるぞ。
 そうじゃないとしても、小さい子がいる家にかける電話なんだぞ。

 そういうの、全部言って、落ち込ませて、学習させた。
 全部言わなきゃダメなの。私は怒ってるよ、もうやるなよって言ってあげないと、彼女は気づかないのよ。
 で、その後「馬鹿じゃんコイツ」でつきあいをなくしてしまったら、彼女はもうおしまいなの。
 そうしたらダメなの。怒ってることわからせたら、その後はいつも通りに接するの。
 でなきゃ、彼女は学習しないの。
 そうしないと、彼女は落ち込むだけ落ち込んで、あああの人を怒らせて友達またなくしちゃった、あああ、でますます暗くなっていくだけなの。学習も何もしないの。全部自分が悪かった、で終わってしまうの。

 疲れる。

 私は面倒見のいい人間じゃない、はずなんだ。
 はずなのに。

 ぎあー。よく見たら5分の予定が1時間近くここで愚痴をづらづら書いてるよ。ジャンヌの映画のこと書いて風呂入って寝るんじゃなかったのか。
 ……急いで寝ます。おやすみ。良いお年を。ひいい。


もくじむかしつぎ

日記内にて引用させていただく場合があります。ご了承ください。

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