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もくじむかしつぎ
2001年12月24日(月) フォントフェチ宣言

 私は猛烈に絵が下手だ。
 とか言いつつ自分のサイトに自作イラストを置いていたりするので、ただの謙遜じゃーんとか形だけいっててホントは上手いと思ってたりすんでしょーやだーんとかいう風に取られそうである。
 線画は、まぁまぁ。見られないほどではない、とは思ってる。でなきゃ他人に公開できっか。
 猛烈に下手なのは、色塗りである。

 うにょ朔月ちゃんがペインターを持ってたりするのを、ものすごく羨ましがってみたりする。が、青木光恵氏が以前雑誌にて語っていたところによると、ありゃあ本当にリアルなんだと。ペインターというソフトは、ただ筆をタブレットに、紙をモニタに置き換えただけのことで、水や絵の具を実際に用意しないから楽だねぇ汚れないねぇってことだけらしい。
 つまり、パソで動かせるからって、上手く描けるようになるというわけではないのだよ。実際に絵筆での色塗りが下手な奴は、ペインターで描いたとしても同じように下手くそに仕上がるらしいのだ。
 がちょーん。
 じゃあ、あたしがペインターを手に入れたところで、意味ないじゃんっ!

 うにょ朔月ちゃんがペインターでの色塗りを上手にやってのけるのは、彼女は実際に絵筆を握って水彩だの油彩だのその他諸々に慣れ親しんでいるからなのである。そんでもって、色塗りのスキルを立派に積み上げているからこそ、プラットフォームをパソに変えても同じように表現できるのである。
 ぐしょん。←潰れた
 私は油彩とかやったことがあるとはいえ、お遊び程度である。高校時代、芸術選択で美術を選んだが、何を学んだかって、なーんも学んじゃいないねぇ。3年間通して、美術の時間はまるでお遊びのようだった。もちろん授業には真面目に出てましたよ。ただ、主婦が近所のカルチャースクールに週1で油絵を習いに行くような感覚。趣味の油彩。その程度。
 後悔してるわけではないのだけど。楽しかったし。

 身についてないな〜ってね。
 どうせなら、音楽選択しとけばよかったかしら。中学までの音楽は大好きだった。歌うのはまぁいいとして、私は楽器を演奏するのが大好きだった。それが打楽器であれ、鍵盤であれ、管楽器であれ。
 高校での音楽選択では、小難しい音楽史だの作曲家だのなんたらかんたらを習う……んだろうなぁ。習ってないからワカンネーや。でも、今思うと、そっちでもよかったなぁって気がちょっとする。
 余計な知識と当時は思ったかもしれないけど、音楽の世界って深いもの。私、素直にバッハって好きなのよ。でも、カンタータって何?

 というわけで、図書館でバッハのCDがずらりと並んでいて、何を選んで良いかさっぱりだったので、ごっそりあったカンタータの中の1つを選んできた。
 うん。かわいいぞ。そういう感想を覚えるのは間違いですか。いや、私にはかわいい曲に聞こえるんだよー。チェンバロの音は大好きなんだよー。

 ピアノをほんの少し囓ったお陰で、アレグロ・モデラートとかの音楽用語の意味がちょっとわかったりするけど、高校ではもっと深く習ったりすんだろうか。
 一度、小説をそういうタイトルの連作で書いてみたいなぁと思ったこともあるのであった。かわいいじゃん。
 そういう勉強であれば、難しくはなさそうだね。(でもきっとやらない)

 あれ。
 絵のことを書いてたんだっけ。なんで音楽に行っちゃったんだ。

 そうそう。とにかく、色塗りが下手な私は、線画でごまかそうとして現在のトップ絵とか描いてたりする。の、だが、やっぱりなんか気にくわねー。
 で、楽しいふぉとしょの本を買ったって、この前書きましたね。ええ。ふぉとしょっぷ、素晴らしいですよー! 何もないところから、まるで本物のような画像を作り上げることができちゃうんですよー! まさに魔法っ! デジタルのげーじゅつ! こんぴーたぐらひっくす万歳!

 私はロゴ作成が大好きだったりする。好きっていうか。フォントにこだわるっていうか。フォントフェチ。(だからWinよりMacが好きって雑文にも書いたな)MSゴシックとか大嫌い。きたねーし。
 おそらく、これには父の影響がでかいといえる。父は職業書道家であり、筆1本でどんな文字でも書いてしまう達人である。昔看板屋だったからね。いわゆる筆文字からゴシックも明朝も、1つの字が顔よりでかかろーがなんだろーが、大した下書きもせずひょいひょい書いてしまうのである。びばとうちゃん。
 で、家には書体の本がものすごくある。寄席文字、相撲文字、かんてい流(ちっ漢字でねえじゃん。勘定流だよ)篆書に隷書、なんでもござれ。
 幼い頃からそういう本が身近にあった所為だろう。私は印刷屋に就職を決めたわけだが、職場で扱うフォントに異常にこだわった記憶がある。いや、もちろん仕事上大切なことではあるんだけどさ。書体の本を手に入れた日は、幸せで〜幸せで、しょっちゅう眺めてた。余ったやつをこっそり家に持ち帰ったりもしてた。うん、ちょっと異常だね。
 今でも大抵の書体の名前が言えたりする。これはゴナDだとかゴカールだとか。これは写研のじゃなくてモリサワのだって判断できたり。最近はDTPが激しくなってきたのでわからんフォントだらけだけど。

 今回、私の手に入れた本は、ふぉとしょで作るロゴデザインの本なのである。既製のフォントを使って、イラストのようなロゴをデザインしてしまいましょうてな本だ。もちろんプロ仕様なんだと思う。だって値段が高い。2800yenもしたよ。図書券でほとんど払ったけど。
 こんな一般人の主婦が、webデザインとかしてるならまだしもたかが趣味サイトマスターの無職の主婦が、そんな本を手に入れたってどーにもなりゃしない。これで仕事をしようって気になってるわけでもない。

 ただ見てるだけでも、幸せなんだよぉおおお♪♪♪

 本当は語尾にハートマーク付けたいね♪ それくらい大好き♪ 毎日眺めてるよ♪ 明日から実家に戻るんだけど、この本持って帰っちゃおーかなってくらい好き♪(実家にパソはありません)
 もちろん、眺めてるだけじゃなく、実際にふぉとしょ起動して作例を作ってみたりする。そんで、サンプルロゴを「ちはや天国」とかに置き換えちゃってみたりさ。きゃー♪ しーあわせーっ♪(実際にきゃーきゃー言ってる。そしてPS2に興じている旦那を無理矢理モニターに振り向かせようとしたりする。迷惑な嫁である)

 ……で、さっきね。なんとか新しいトップデザインができあがりましたのよ。全然大したことないデザインではあるのだけどね。あの姉ちゃん、やっぱり気にくわなかったのでね。

 つーか。
 いつもいつも、トップのデザインをするたびに、気にくわねえなあああって思いながら作ってる気がする。
 もっともっと、素敵なデザインの仕方があると思うのになぁ。このロゴ、もっと違う風に活かすことができそうなのに。
 この辺、センスの問題なんだろうねぇ……あああああ。(滅)

 まぁ、そういう「きっと次こそ」という思いこそ、更新への足がかりになるわけだから。(言い訳)

 私はトップばかり変えてるね。中身までトータルで変えることはしないね。だってめんどくせえもんね。うん。
 なにやらあの赤い顔を気に入ってくれてる人もいるみたいだしね。あいつ、今回復活させようかと思ったんだけど、ちょっと見合わせたよ。あいつの名前、にょら〜っていうんだ。うにょんうにょんしてるから。でも、うにょら〜にしたら、うにょ朔月ちゃんマニアみたいじゃん。彼女に迷惑をかけたら嫌なので、にょら〜にしたのよ。

 ちょっと加工してゼリーみたいにしてみた。ぷるぷるして美味そうです。


 かわいいだしょ。この、ゼリーみたいにするやり方も、そのご本からの知識でいただきました。

 うふふ。そうよ。
 色塗りが下手でも、こういう加工の仕方を習えばほぉら。こんなにかわいいのができるのだわ。うふふふふふふふ。

 今日はそれだけが言いたかったのでした。近日中にトップとバナーが変わります、ということで。
 とりあえず明日から実家に戻りますだー。ま、たぶん、年内には。うん。

 ではでは、メリークリスマス。世界中に愛がこの日だけは降り積もりますように。


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