東京から仙台に戻ったのが1日。中1日置いて、今度は3日から病院の2泊3日キャンプであった。
キャンプと行ってもテント張るわけではない。いわゆるサマーキャンプというやつです。共同生活、団体活動するわけです。
キャンプ前に詳しい資料郵送します、主治医先生おっしゃってたけど、ぎりぎり直前に送られてきた紙には部屋割りしか書いてない。あのー、2泊3日の流れとか、どんなイベントがあるとか、「こういう趣旨のキャンプです、がんばりましょう、よろしくね」的一文すらない。ああ、わがんね。
持ち物全般に不安を抱きつつ、集合場所へ。
ぱらぱら〜と集まってくる、それらしい人たち。なんとなーく集まって、なんとなーく出発。
が、目的地に到着したら、膨大な数のスタッフたちが。な、なんか大々的ですね・・・。
全部で23人の患者が参加、その家族たち、ドクター、栄養士さん、栄養士さん見習いの学生さん、ナース、ナース見習い学生さん、薬剤師さん、レクリエーション担当の大学生さん、薬剤メーカー、医療器具メーカー、とにかく相当な人数だ。
娘は現在幼稚園年少5歳なのだが、主治医先生が6歳小学生と間違ったらしく、親と離れて独り寝する部屋に入ってしまった。間違いだし、無理なものは無理なので、カーサン小学生部屋に乱入。2段ベッドで寝るのが通常だが、床にマットレス敷いて寝かせてもらうことに。
患者は6グループに分かれ、それぞれのグループにOB・OG(キャンプ参加は中学生まで、高校・大学生・社会人の経験豊富な1型キャリアさんたちをこう呼ぶ)が1人リーダーとして付く。
娘のグループにはKさんというOGさん。てきぱきとした、段取りの悪さを嫌う感じの、あのその、あんまり笑わない感じの・・・。「強い」感じの女性。
親と患者とが離れて過ごす時間が結構長くて、その間に測定したりもするのだが、娘ついに自分で測定をすることに。
どうなったかと急ぎ足で部屋に戻ると、Kさんと膝詰めで娘が正座し、指先を血だらけにして、何枚もチップを無駄にして測定挑戦中だった。
「うまく血が出ないみたいなんですよ」とKさん、指先をあきらめ手の平に穿刺しようとする。「え?そこでするの?したことないな」という顔でとまどいながらも、娘泣くこともなく、淡々と指示に従おうとしている。
そんなはずない、針の当て方がよくないだけだよ。ちょっと手を出して娘にアドバイスすると、ちゃんと血が出た。ほっ。
Kさんは高校生発症なので、幼児相手の指導は難しいんじゃないかな。などと思う。
娘は「1人で出来た!」と笑顔満面。ほっ。
測定についてはずっと消極的で、「打ちたい」とは言うが「測りたい」と言ったことがなかったので、カーサンもうれしい。
そして2日目の朝、「自分で打ってみる」という娘。Kさんに「手を添えてあげるといいですよ」と助言をもらったので、その通りにしてみるとアナタ、娘あっさりとお腹の肉をつまんで注射。た、ためらいがないデスネ・・・。びっくり。
「出来た出来たー!」とまた喜色満面の娘。カーサンべた褒めしてしまった。←親馬鹿
というわけで、娘、自己測定自己注射可、な患者になってしまいました。すぎょい。
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