日記帳

2006年10月04日(水) 遠くから

うちと幼稚園の中間地点に、娘がいずれ通うことになる小学校がある。

先日、朝、幼稚園に送っていくときのこと。その小学校の手前あたりで、駐車場のフェンスにもたれかかって大きく肩で息をして、体を二つに折って、見るからにどこか辛そうなお母さんがいた。

具合が悪いのかな、と思って「大丈夫ですか?」と声を掛けた。近くには酒屋もあるし、もう少し小学校に近づけば交番もある。具合が悪いなら、連れていって、そういうところで彼女を休ませてもらえるかもと思った。よほどなら、救急車呼ぶとか。

息を継ぎながら、彼女は言った。うちの子、登校拒否、なんです。今、追いかけて、いたんだけど、捕まえられなくて(「、」で息継ぎね)。

はっ。そういえば、さっき小学校低学年の女の子とすれ違ったぞ。こんな時間に小学生がなんで、ふーむ、風邪かなにかで休んだのかな、とぼんやり思ったんだ。あの子を追いかけていたのか。

・・・すっごく元気そうな女の子だったけどね。走ってたもん。お母さんを振り切るほどに。

あんまり予想外の答えだったので「あ、そうなんですか・・・お大事に・・・」と、よくわかんないうろたえた返事をして、幼稚園に向かった。どこの誰かわからない人に、これ以上構われたかない状況だろうと思った。

そしたらあなた、その彼女、我が家と同じマンションだったんですよ。自転車置き場で「!」と思ったけど、お互い会釈しただけだった。ま、あちらは覚えていない可能性大。

あの女の子を、「お、いるいる」程度に見守ることしか出来ないけど、でも、気にしておこうと思った。

うん、昨日も、小学校の校門付近で、先生らしき大人と追いかけっこしていたよ。

小学校かあ・・・(←ちょっといろいろ想像した)。


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