日記帳

2006年07月23日(日) 花火大会

調布方面に住む友人に誘われ、花火大会に参加。

会場より数駅手前まで車で行き、そこから花火客で混みあう電車で移動。お隣りの浴衣カップルにはもってこいのおいしい状況(「大丈夫?」「うん、ぽっ(頬を染める)」的)だが、足元の娘は不安顔。「いつ降りるんだの?」「ちゅぎ?」と眉をへの字にして駅に着くたびにうろたえてあわあわしている。初めて乗る電車、滅多に経験しない混雑。「先の予定がよくわからない、初めて」という状況は、相変わらず娘の一番の苦手ツボだ。

目的の駅で降りたら降りたで、会場目指す人の波。お若いカポーの殆どが、男の子も女の子も浴衣姿なのは、マルイの影響ですかね。カーサン着付けは習ったこともないけど、「こ、こりは・・・」という着崩れ方やら、イマドキの柄や地色に目が点。浴衣がメジャーになるっていうのはこういうことなんだ。嘆いてはいかん。喜ばねば。

ぬかるんだ土手をサンダルで歩いて娘がぶーと言う。やっぱり靴下にスニーカーを選択するべきであった。カーサンもサンダルの革の色に足が染まった。ぬう。

16時から場所取りしてくれた友人のおかげで、土手の一番川に近いところ、なんと眺めのよい。花火が上から降ってくるようだ。

娘もオトーサンの膝で晴れやかな顔で笑っている。おお。以前は一発で泣いたのに。

と喜んだのも束の間、ラスト30分は「まだー?」「まだなんだの?」と眠気先行。20時過ぎると君は眠くなってしまうんだな。

帰りは行きよりもスシ詰めかつ停止信号で止まっちゃう電車の中で、夫汗だくになって娘を抱っこする羽目になったのだった。あまりの暑さで目覚めた娘に「おとうちゃん、あせびっしょり」と笑いを取れるほどの玉の汗。

でも、楽しかったな。楽しい夜だった。

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「音楽と花火の競演です」とアナウンスがあって始まったプログラムの中でどういうわけか「犬神家の一族」のテーマ曲が。

ちょっと哀しげな寂しげな曲調で、犯人告白のシーンで使われそうな、船越英一郎出てきそうな、そんな音楽に合わせて花火がどーん、ぱーん、って。

その前後が「太陽にほえろ!」のテーマと、東京FCのテーマだっただけに、何故「犬神家」・・・。

花火はネズミーマウスマーチにこそ合うもんなのねと痛感。


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