日記帳

2006年07月17日(月) 送り火前夜

三連休、夫は親戚絡みで単独行動。カーサンと娘で実家へ。ほらあの、お盆だし。送り火に参加できるし。ぱきぱき折ったおがらをホーロクでめらりと燃やすんですよ。そしてまたぐ。送る。

実家に泊まる場合、和室だからという理由で祖母が使っていた2階の部屋に布団を敷く。仏壇もございます。祖母の使っていたタンスなんかもそのまま。

姪1号2号(中1と小6)に遊んでもらって大興奮の娘、カラカラ音がしそうなくらい脳みそが回ってしまったらしく、まったくもって寝付けない。時刻は22時をとっくに回っている。いつも21時にはばたんきゅーの人が。

そのうち「このタンスは誰の?」から始まり、「おばあちゃんに会いたかった」と泣き始めた。脳みそがピー言ってる音が聞こえそう。

「おばあちゃんお星様になっちゃったからなあ」なんてメルヒェン交えて説明してみたが、全く納得せず、「何故星になってしまったのか」「星ではなくそのままのかたちで会いたかった」と号泣モード。参った。メルヒェン効かない。

どこまで説明したもんか、と迷ったカーサン、こういうのは年の功に任せるべしと1階へ降り、実家ばばに丸投げ。

実家ばば「寿命」「順番」「仕方ない」をキーワードに力説。娘「うん」「うん」としゃくりあげながら頷いている。真剣に説明してもらったことで合点がいったらしい。カーサン真剣味が足りなかったか。

そのうち脳みそピーも収まってきたらしく「2階で寝る」と上にあがり、寝かし付けていたらまた涙。なんだよ今度は。「・・・さっき、ばあばに教わったこと、忘れちゃった」。そうか忘れたか。

何回でも訊けばいいよ。ばあばは何度でも教えてくれるさ。

送り火前夜、明らかにばーちゃん、仏壇からひ孫にちょっかい出してないか、と思った出来事でした。


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