日記帳

2006年05月01日(月) アラバキその2

大雑把な地図に翻弄されつつも、どうにかお宿に到着。おお、夫好みのお宿だよ。

ところでカーサン、スガさんが終わった時点で思考停止。ええと、この先どうするんでしたっけ。

お宿に着いてもぼーっとコドモらが駆け回ったり、塗り絵を始めるのを眺めている。ええと、なにかしなくちゃ。でもなにしたらいいかしら。

ぼやーっとしていたら、「まずはコーヒーでも飲みましょう。どれがいいですか?6種類から選んで」とりつこさんの旦那さん。ああ、どこまで出来たお人なんだ。じゃ、炭焼きコーヒー、とまず最初に選ぶ図々しいわたくし。

スガさん以降のことについて、全く何もシミュレーションしてきてなかったんだよなあ。会場に着くまで、そこまで、しか考えてなかった。頭の中真っ白。

コーヒーを頂いてもぼーっとしていたら、先にお風呂に入りましょうと旦那さんから提案が。ああ。そうですよね。そりゃそうだ。

恥じらいながら(銭湯ですら照れるカーサン)コドモらと4人で女風呂へ。

出てきたら雨。たぶんこの頃、雨女UAのステージだったんだな。スガ以上の雨パワーだったんだな。

男同士何を話しているのやら、どこを洗っているのやら、雨の中、軒下で鍵を持つ彼らを待つ。その間に、コドモらは先客使用済みの薪の燃えカスやら、濡れ落ち葉やらで遊び始めている。なんでも遊ぶねキミタチは。

ようやく旦那衆が出てきて、ゆっくり温泉に浸かれた彼らがうらやましい反面、少しは罪滅ぼし出来たかしら、と打算もしてみたりする。なんせカーサンのスガ熱に付き合って遠路はるばる・・・いかん、考え出すと沈む。

夕飯準備でいそいそ働く大人4人。まありつこさん夫婦の段取りのよいこと。キャンプ慣れしてるとちがうわー。我々へたれだわー>大きい炉に点火しようとして、点かないと投げ出す夫&点火したもののその炎の勢いにびびりまくるわたくし。

りつこさんの旦那さんは、雨のそぼ降る軒先で一人、淡々と火を起こし、寄るコドモらをいなし、「まずは鳥肉からね、火の通りが悪いから」と肉を焼き、日が暮れて暗くなると「暗くて焼け加減がわからない」と焼けた肉を窓越しに室内の我々に差出し、「うーん境目が生?」などと突き返され、また肉を焼き・・・。どこまでいい人なんだ。

焼き鳥もステーキもおいしかったー。「味付けがイマイチ」「塩して、おいしくなるから」とテーブルに付いてからもフォローがやまぬ。

夫の仕込んだ鮭のチャンチャン焼きが、まずまずの出来栄えだったのでちょっとほっとする。カーサンなんにも作ってましぇん>ああそうさ、オレの頭ん中はスガばっかりさ。
※そしてりつこさんはフットワーク軽くビールを買いに雨の中を走る。フェス会場で飲めなかったからね。いっとくれ、じゃんじゃんいっとくれ。

なんとかやきそばまで辿り着いた頃、コドモらが失速し始める。とりあえず2組だけ布団を敷いたら、ゆいちゃんがもぐりこんで寝る体制。

りつこさんの旦那さん、それを見守りつつ「ゆい、目で呼んでるな」と自ら寝かしつけにいく。目で呼ばれたことに気付くあたりがさすがだ。

娘もおっつけ眠り、夫が巻き添えをくって添い寝撃沈し、また復活し、あとはまったり大人の時間さ。

咳き込んだ娘がマーライオンしたのはご愛嬌。思えば体調がイマイチな娘であった。


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