言葉的遊戯
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2002年07月23日(火) 旧友

今日、突然だが、高校時代の旧友から電話があった。
彼とは、3年間クラスが同じで、ラグビー部でも同じだった。
そんな彼が突然の電話である。
前に話したのは3年か4年ほど前に就職でちょっと悩んでいるって言うので
電話で話して以来である。

用件から言うと、ラグビー部のメンバーの一人が結婚することになって、
それを機会に10年間、きちんと集まったことのないフィフティーンで
集まらないか?っていうことなのだ。
結婚式の2次会でみんな集まらないか?ということなんだが、
まあ、それにしても驚いたね。

旧友と話がかなり盛り上がった。
彼は高校卒業後、大学に進学して、アメリカンフットボールをやった。
世間に十分すぎる名の知れた学校で、1軍の試合にも出ていたようだから、
かなりの猛者である。
大学卒業後は社会人でフットボールを続けていたようだけど、
今は家業のお風呂屋さんをやっているようだ。
その上、今までスポーツをしてきた経験を生かして、整体師みたいな仕事をするために
勉強をしているみたいだ。

僕はコンビニの世界に生きており、彼は自営業の世界に生きている。
お互いの世界の話に始まり、共通しそうな話をしたり、
久しぶりに全然違う世界にすむ人と話をした。
もともとよく話をしたやつだったから、10年間と言うブランクは関係なかった。
高校時代のときのような感覚で話をした気がする。
彼の世界の話はすごく興味深く、お風呂屋さんと整体をいかに組み合わせるかと
いうようなことを考えているみたいだ。
家業の風呂屋を守るのも大事だし、そこで自分の今までの経験を生かした仕事を
できれば、なおのこといいじゃないか、というのだ。
いいことだなあって思う。だって僕と同じ27歳でそこまでいろんなことを考えられるんだもの。
僕はサラリーマンだから、会社から「もういらない」って言われたら、もう何も残らないけど、
彼はたとえお風呂屋さんが先行き不透明になっても、自分の技術で生きていけるんだもの。
すごくうらやましいね。自分がそこにいる理由みたいなのを感じることができるのかもしれません。

逆に彼は僕の住む世界にすごく興味を持っていました。
コンビニをするにはどうすればいいのか、とか、
どれくらいもうけることができるのか?、とかね。
でもね、コンビニをやるっていうのは、並大抵のことではないと思うし、
本当にその仕事が好きじゃないとあかんよって話とかしたね。
いい場所があって、もしおまえがビルたてて、2Fにお風呂屋さん、3Fに整体の医院を作ったら、
1Fにはテナントでうちのチェーン入れてもらおうかな?とかいう話とかね。

彼と20分程度電話で話し、パーティが9月にあるようなので、そのときに積もる話の
続きをしようってことで、電話を切った。
なんだか、すごく自分の中の締め切っていた一部分があけられたような気がした。
何かが新しく生み出されるって言う感覚もした。

僕らの通っていた高校は、クラブをするというより、むしろ勉強をするところで、
クラブ活動をするって言うのは結構変わった人たちの部類に分類されていたのだ。
クラスのメンバーは悲しいかな、もう誰とも連絡は取れない。
今日の旧友が連絡の取れる、たった一人の男だ。
そんな学校で僕らは、クラスメイトが家に帰って、単語を覚えている時間を
ラグビーボールを追いかける時間に変えていたのだ。

でもそれはそれ。

3年生の春の春季大会で負けてからは、フィフティーンが全員で
顔を合わせることなんてなくなってしまった。
僕らも気がつけば、家に帰って、単語を覚える人たちになっていたのだ。
そして卒業・・・。

みんなどうなっちゃってるのかさえ、わからないけど、あってみたいものだ。
9月が待ち遠しいです!



★昔の僕はこんな日々を送っておりました!★



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