2001年03月04日(日) |
「adiemus」について。 |
えーっと、「アディエマス」とよみます。
ワールドミュージックというのかな? ニューエイジというのかな? 表現としては判らないけど、 (というより、上にあげた表現というのが違うとかんじているだな) とにかく、これまで数枚のアルバムを出している、 カールジェンキンスによるワンマンコラポレーションです。
最初に出会ったのはどっかのCD屋さん。 深いような淡いような不思議な色彩の中に、 女の子(?)が影になってて‥‥。 そんな不思議なジャケットに惹かれて、 中身も確認しないで買ってました。
家にかえって、不用意にCDを聴いたときのショック!
別に激しい音楽とかじゃない。 いわゆる癒し系とか(この表現も違うんだけどな、ほんとは) そんな、心がゆたうようなそんな音楽だったんだけど。
クラシックをちょびっとだけかじってた人間にとって、 ヴィブラートなしで、 (もう少し分かりやすくゆうと、 ヒッキーみたいな声の震えをつくるうたいかた) 余りにもやすやすと高音をまっすぐに出すボーカリストを 初めて聴いたし、 クラシックの残骸をとりながらも、 ありとあらゆる音色を使ってるのも、 カッコよかった。じぶんにとっては。
そのあと、偶然に彼のスコアを見る機会があって、 またもや頭にガツンとやられました。 スコア=総譜面なんだけど、ざっとみて数十トラック。 ボーカルパートだけでも、10以上重ねてる。 しかもこのボーカル、 ボーカルパートがたった一人だけの声だと聴いて、 驚きを通りこしましたね。
バンドやってるひとなら、分かりやすいんじゃないかな? まとまった音を綺麗にひびかせるのって難しいと思う。 あれをひとりでやると、 音自体が安定しないからまず雑音になりやすい。 それがないっていうのもびっくり。 彼女(ミリアム)の声もいろんな声質を持っていて、素敵だったし。
形式の事もさる事ながら、 音楽自体も、 「グレートブルー」が深淵の海ならば、 「アディエマス」は壮大な空のような音楽。 休日の朝にきくと、気持ちが慌てなくて済むみたい。
実は、CMやドキュメントの主題歌になってたりしたから、 知らない内に聴いていることも多いかも、 あ、この曲なんだか響くな。 もしかしたら、このCDにはいっているかもね。
|