大学教員の日記

2001年10月16日(火)  完成!宮古の自慢CM

 できました!宮古の自慢CMが。
 1回目のCMの反省点を生かして、見事な作品になったと思っています。

 実は、小学生にビデオ番組やCM作りをさせるのは結構難しいことだと私は思っています。「自分たちが楽しむようなもの」であれば別ですが、「他の人に伝える」という視点がなかなか小学生段階ではうまくいかないのです。

 それが今回どのチームもうまく表現されたと思います。小学生や中学生のいろいろな作品をご覧になっているNHKの佐藤ディレクターも「小学生が作ったとは思われない」と話されていました。
 もちろん、それぞれのチームで苦労はありました。

★1班
 「浄土ヶ浜を美しく見せる」ところでけっこう大変でした。日光の関係で島が暗くなったり、どの大きさで海を写したらいいか難しかったからです。それでも一番の心配事だった天気には恵まれました。
 また、教室でのロケシーンでは、「うるさい教室の中で主人公が『静かなところに行きたいなあ……』と言う」という設定でした。みんなに協力してもらってそれもOKでした。(一部には「ふだんの様子をとれば、うるさい教室になるという声もありました!?」

★2班
 ウニ染めの田川さんに全面協力をいただきました。特に傑作だったのが、最後のウニ染めの作品を紹介するところです。工房の「アトリエぐらん」の中で作品を見せるより、自然の中で見せた方が効果的ということで、昨日急きょ作戦を変更しました。田川さんを藤の川に連れていって撮影をしました。田川さんもお忙しい方だったので、最初は驚いていましたが、子供たちの熱意に押されて、協力していただきました。感謝あるのみです。

★3班
 基本的な計画はいいできでしたので、あとは撮影するだけのチームでした。ところが、撮影に行った10時には団体客が多く、なかなかできません。本当に限れらた時間でがんばりました。しかも、「ちょっとお待ちください」と本当のロケのように、子供たちも「交通整理」をしました。(たいした度胸です。)まんぷく食堂さんのサケ汁も効果絶大。ありがとうございました。群馬から来たお客さんがサケ汁を持ってセリフを言ってくれました。


■ロケこぼれ話

 昨日は3ヶ所に同時にCM撮りに行くということで、東京からNHKスタッフの方がお一人お手伝いに来校されました。Nさんという方です。先週も3日間来ていただきました。

 今回は一日限りのお手伝いということで昼休みにもうお別れです。校庭で記念写真。そして見送り。金浜校門で車が動き出したら、車を追いかける一人の男の子。同時に校庭を横切って今度は高浜校門に全速力で走る子供たち。先頭の子が移動していた車に間に合って手を振ることができました。ん〜、青春映画の1シーンみたいだなあ……。


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