2001年02月15日(木) |
筑波大学附属小で発表 |
早起きして、いくらかポイントを確認。 筑波大学附属小に早めに行き、M先生に挨拶。発表で使うデジカメの操作を確認。 間もなくM先生の授業が始まる。「なべ料理」の教材化だった。身近なものなのに、今まで教材化した例は知らない。「なべは心の栄養になる(家族と触れ合う)」という子供の発言にうれしく思う。
授業が終わり午前中に自分の発表である。参観者は、およそ80名ぐらい。人数は少ないものの一流の聞き手というのは、十分に感じた。力を入れて話すたびに、うなずく反応やメモをとる姿が視野に入ってくる。
1月の社会と同じように発表では「具体的なエピソード」を描写するように心がけた。しかしながら、提案1は何か話が空回り。提言3は自分の思い入れが強すぎ。結局時間オーバー。適度に笑いもあり、主張もあったとは思うもののまだまだ発表修業は不足である。 ただ、午前中で終ったので午後はゆったりした気分で、U先生とT先生のお話を聞くことができた。
会終了後、近くのフランス料理店で懇親会。4人だけである。 私以外は家庭科教育の一流の実践者と研究者である。学習指導要領解説編の執筆者、教科書の執筆者、文部省の資料の執筆者。むろん、出版者の原稿は多数の先生方である。 そのような先生方から直接の話を伺える・・・自分にとってはまさに「価値ある出会い」であった。 学習指導要領解説編作成のお話、職場でのお話、家庭科教育にかける思い・・・等。先生方の家庭科教育に対する熱き思いに、ただただ聞き入った。そしてその志に感銘を受けた。 当初、自分としては、「家庭科はこの発表で一区切り」という思いであった。来年度、家庭科の授業ができるとは限らない。社会や特別活動、総合を深めなければ・・・と考えていた。 しかしながら、お三人のお話を聞き、「もっと家庭科教育に携わりたい。ずっと研究をしたい。」という思いに変わった。それぐらい感動的な出会いであった。
この一年間のことを考えると、本当に縁に恵まれていたと思う。 学校公開からの家庭科教育の縁。 地区で家庭科専門の先生方との縁。 家庭科教育でM先生から学ばせてもらった縁。 発表によって新たにできた縁。 全てが、家庭科については何も財産がなかった自分を、太らせてくれた。本当にありがたいことだと思う。 この縁については、自分は本当に恵まれていると思う。今までもいろいろな縁があり、今回もこのような縁である。教師生活万歳!有難い教師人生である。
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