Opportunity knocks
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コドモが最近飼い始めたばかりだった金魚、しーちゃんとくーちゃんが死んだ。 白い小さな斑点がぷつぷつとできてるなあと思ってたら、徐々に餌を食べなくなり、動きが鈍くなってとうとう動かなくなってしまった。
先に気付いたのは2匹ともわたしだった。 あー、やっぱり死んじゃったか・・。出店で買った金魚はもともと病気を持っていたり、弱かったりして殆ど長生きしないというのはきいていたから、やっぱりそうなったか、くらいにしか思わなかったのだけど、それでも餌をやって可愛がっていたコドモのことを考えるともう少し長生きしてほしかったな、と少しおもった。
学校から帰ってきたコドモに、「金魚、死んじゃったよ。」というと 水槽に前にとんできたコドモは、動かなくなった金魚をじっと眺めた。 しばらくの間みていたコドモは、水槽の中からくーちゃんをすくって小さなバケツに入れ、近くの砂浜に埋めにいった。
「ちゃんと餌もあげたし、水槽も掃除してたし・・・なんで死んじゃったんだろうね、かあさん」と心なしか元気のないコドモ。 「もともと体の弱い金魚だったんだよ、ちゃんと世話してあげたんだから死んじゃったのはしかたない。よっくんのせいじゃないよ」とわたし。
たかが1、2週間程度飼った金魚であっても、やはり死ぬのはつらい。 でも、そうやって少しずつ死というものを身近に感じていくのかもしれない。
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