Opportunity knocks
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2002年04月01日(月) ロード・オブ・ザ・リング

コドモとふたりで「ロード・オブ・ザ・リング」を観にいった。
うーん・・・なんていうかすごかった。
現実離れしたものすごい映像が目白押し。
スケールの大きさやディティ―ルの細かさなど、
これぞ、超一流の技術の賜物という感じ。
特に、怪物たちのリアルさは筆舌につくしがたいほど。

ふと隣をみると、コドモが両手で目隠ししながら、指の隙間から
スクリーンを覗いている。「こわいの?」と笑いながらきくと、
「すごく、こわい」とのこと。
感じやすい子どもの感覚からいうと、これはかなりのインパクトなのかもしれない。
途中で何度もコドモがわたしにささやいた。
「最後には指輪が消滅して、悪いやつはやっつけられるんだよね?」
そのたびにわたしは、「うん、そうそう。最後にはそうなるようになってんの。
安心してみてなさい」と囁き返した。
と、ところが・・・、なんと映画は、二人だけになった小人族の男の子2人が、
決意も新たに悪の源である「滅びの山」へ向かう場面で終わってしまったのである。
エンディングのエンヤの曲を呆然と聴きながら
ふたりして、はにわ顔になってしまった。

「ねえ、かあさん・・・、もしかしてこれで終わったってこと?」
「指輪はどうなったの?フロドは?ホビット族はどうなるの?」
「かあさんさ、最後にはホビットたちが勝つっていったじゃん!、
でも終わっちゃったじゃん!、うそつきー。」
と、コドモはかなり納得できない様子。
しまった・・・こんな展開で終わってしまうとは・・。
考えてみれば、あんな長大な小説が一本の映画でおさまるわけがなかったのだ。

ふたりで納得できないまま映画館を後にした。
何だか、3時間もの間、主人公と一緒にずっと戦い続けていたような気がして、
かなり疲れた。。良くも悪くもかなり人に影響を与える映画だということは間違いないと思う。おそるべし、ロード・オブ・ザ・リング。




追記:まだコドモはぶつぶついっている。
   あんなのみにいかなきゃよかったよ・・
   きょう、夢にゾンビがでてきたらどうすんだよ・・・
   あー、もう・・・
   




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