Opportunity knocks
DiaryINDEXpastwill


2002年03月22日(金) ライブ

前から予約していたライブの日。
6時開場だというのに、5時過ぎになっても連れ合いが帰ってこない。
ようやく携帯電話で連絡がとれたと思ったら、家につくのが5時半くらいになるという。
ライブの場所は名古屋なので、車で出かけても電車ででかけても着くのに1時間以上はかかる。何であんたはこうなのよ、と帰ってきた連れ合いに怒鳴りながら、車をとばしてライブハウスに到着した。6時半。当然立ち見。

Dr・JOHN、知ってる人は知ってるが知らない人はまったく知らないピアニスト。ニューオリンズのピアノスタイル、つまりバレルハウスピアノの生き証人ともいうべき人。バレルハウスピアノというのは、バレル(樽の意味)が転がっているような安酒場で黒人たちがピアノを弾いていたことから呼ばれるようになった言葉。具体的に言うと、ジャズ、ブルース、ラテンの要素が合体したような感じ。
アメリカ南部の気候を思わせるようなゆっくりしたうねりのあるリズムと、気だるそうな歌声など、これもまた好き嫌いが別れるところで、好きになる人は好きになるし、そうじゃない人はライブなんかには絶対こない。

うちの連れ合いはこのバレルハウスピアノが好きで、この人の楽譜なんかをわざわざ取り寄せて家で練習している。今日のライブも、わたしそっちのけで最前列にもぐりこみかなり盛りあがっていた。

わたしは連れ合いほど思い入れがないので、音楽を聴きつつ、壁にもたれながら周囲の人の様子を観察したりしていた。たてのりの人、横揺れの人、頭を振る人、膝でリズムをとる人、などなど、リズムの乗り方も人それぞれで見てると結構おもしろい。最後の方はバンドの方ものってきて、すごく盛りあがった。楽しかった。



n |MAIL