Opportunity knocks
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| 2002年03月18日(月) |
友達に勧めるとしたら |
朝、友達から電話がかかってきた。 都合が良ければお昼ご飯でも一緒に食べよう、そういう内容の電話だった。 いいよ、と返事をして電話を切った。
その友達とはこの土地へヨメに来てからの付き合いだから、 もうかれこれ8年くらい友達関係が続いている。 毎日忙しく仕事している人だし、わたしもそれなりに忙しくしてるので 何ヶ月かに1回くらいしか会わないのだけど、お互い相性が良いのか、 少し間があいてもつい昨日会ったかのように気軽に話せる間柄である。
お昼。友達の職場まで迎えにいく。 トマトソースのパスタが食べたいということで意見が一致し、 それなりにおいしいパスタを出すお店へと向かう。 行く道々、どーでもいいようなことを楽しくしゃべりあう。
お店にて食事。 アンチョビとアスパラガスのトマトソースを頼む。 そとでパスタを食べるのは、考えてみたら久しぶりだった。 いつも、大抵自分でさっと作ったものを食べているので、 やはりちゃんとした料理人がつくるパスタはおいしいなあと、 当たり前のことに感動したりする。
帰り道、助手席に座った友達が車のドアポケットに挟んである ”ダンスダンスダンス”を取り出してぱらぱらとめくり、 「村上春樹読んでみようかな・・」なんて言い出した。 さんざんわたしが勧めてもまったく関心を示さなかったのに、 どういう風の吹きまわしだろう? "ダンス〜”は羊を読んでない初心者にはかなりきついので、 なにかほかのを勧めようと、 「これは続きものだからちょっと読みにくいと思うよ。読みたいんだったらほかの貸してあげるけど?」というと 読んでみたい、今週中に家に取りに行くと言う。
それで今悩んでいる。 なにを貸せばいいんだろう。 初心者に世界の終わり〜はハード過ぎるだろうか? やはり、デビュー作から順を追っていった方がいいのだろうか・・・。 でも、読みやすさからするとやっぱり、エッセイや短編じゃないだろうか。。 でも、ノルウェイの森も捨て難い・・・・・。 うーん、迷うなあ。
友達になにかを勧めるのは難しい。自分と同じようにそれを気に入ってほしいと 思ってしまうし、それなりに期待したりしてしまう。
でもやはり、期待したりしてはいけないんだろうな。 うーん、それにしても迷っちゃうな、んっとに。
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