Opportunity knocks
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夕食後、コドモとふたりで苺をたべた。 わたしとコドモは苺がだいすきで、シーズンになると毎日のように苺をたべる。 苺狩りに行ってどちらが多く苺をたべたか競いあうという、ばかばかしいことも シーズン中2、3回はしている。
今日も向かい合って一緒に苺をたべた。 かれは実においしそうに苺をたべる。 「おいしいね、このいちご」とコドモが言った。 「うん、おいしいね」 とわたしも言った。
苺を食べている間中、苺の種のつぶれる音がぷつぷつと聞こえていた。 そんな音をききながらおいしそうに苺をたべているコドモを見ていた。 そのうち急に、この子が生まれてきてほんとによかったと思った。 唐突だけどそう思った。 ひとりで暮らしていたら、こんなあたたかい気持で 苺をたべることはなかっただろうと思う。
そんな風に感じる事は普段あまりない。 一緒にいるのが当たり前だと思っているからかもしれない。 でも今日はそんな当たり前のことがばかみたいにうれしかった。
また一緒に苺をたべようと思う。 これからもずっとそれが続きますように。
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