Opportunity knocks
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久しぶりに会う友達とお昼ご飯を一緒に食べる約束をした。 待ち合わせの時間までまだ間があったので、紀ノ国屋書店などぶらつく。
リチャード・パワーズの「ガラテイア2.2」を手にとってぱらぱらと拾い読み。 まだまだ自分の手におえる小説じゃないな、とためいきをつきながら、 元の場所へ返す。この小説を読みこなせるレベルまでいくのに、 あと何年かかることやら・・・。 結局、平野啓一郎の「日蝕」とポール・オースターの「孤独の発明」を買った。
友達が待ち合わせ場所に到着したので、一緒にお昼ご飯をたべる予定の店へ行く。 お店は結構混雑していて、平日だからと予約もしてなかったため少々待たされてしまった。
出されたものは結構おいしくてよかったのだが、隣のテーブルに座っていた20代前半と思われる女性グループが最悪だった。 タバコの煙には辟易したし、食事の後おもむろにバックから折畳式の鏡と コスメ一式を取りだし化粧直しを始めたのには開いた口がふさがらなかった。 4、5人のグループ全員が例外なく、きゃあきゃあ言いながら一斉に鏡に向かって化粧直しをしはじめたのだ。 つけ睫をつけなおしたり、マスカラを塗りなおしたり、真剣な顔つきで口紅のラインを筆で書いたりしている。 不愉快そのものの光景だった。 なんで食事する場でそんなものを見せつけられなければならないのだろうか? 公共の場という意識がまったくないのだろう。 自分の部屋にいるかのように振舞っている。
まるで食虫植物かゴキブリほいほいみたいなばか女たちのせいで、 消化不良を起こしそうなランチタイムになってしまった。
店を出た後、友達と雑貨屋めぐりをしたり洋服をあれこれ見てまわったりした。 気にいった洋服はみつからなかったけど、たまたま入った園芸のお店で 小さなフラワーベースと、クレマチスの苗を買った。 花弁が4こで、灰色がかった薄い紫のクレマチス。 友達に、「Nに買われるなんて、運の悪いクレマチスだね」なんて言われてしまったけど、大事に育てるつもり。(それでも園芸力?が全くないのは認める)
クレマチスの鉢を大事に抱えながら電車に乗って自宅まで。 ウチに戻ってすぐ、日当たりの良い窓辺へ置いた。 何でこんなところにきちゃったんだろうと、クレマチスが溜息をついてるような 気がしなくもない。 とりあえず今ついてる蕾が開いて、それから新しい葉っぱがでるように 世話をしようと思う。 ゲンキに咲いてくれますように。
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